2004年02月12日

コンパニオン・ニワトリ 01

プチコッコは手に乗るニワトリである。
高知県畜産試験場で作り出されたこの新しいペットは、小さな体、温和な性格、めったに鳴かないといった特徴を持つ、改良されたニワトリである。10年以上前から開発が始まり、この空前のペットブームに追い風を受け、今ではずいぶんと認知度も高まっている。
日本において、ニワトリの家畜としての歴史は長い。それも食用ではなく、宗教的、娯楽的に家畜化されてきた歴史が目立っている。
古事記によれば、天照大御神が天の岩戸に隠れたのち、暗黒の世界を救うための活躍したのは長鳴鳥、すなわちニワトリであった。ニワトリは夜明けを告げる鳥、すなわち夜という真っ暗な、不穏な世界に光をもたらす、聖なる動物であり、それは同時に宗教的なシンボルであった。
また雄鳥の色、形や美しさは、人々を慰め、尾長鶏に代表される鑑賞用動物として、日本固有のペット分野を確立している。同時に闘鶏というかたちでも、人間と動物の関係性によるエンターテイメントを担ってきた。
もちろん、食料としても人間に深く根付いている。 (つづく)

Posted by Haruna at 2004年02月12日 05:31
Comments

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Posted by: Gulibulus at 2005年07月12日 00:38
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