2004年02月26日

黄身返しタマゴ

タマゴ料理のなかで、最も難しいと思われる料理です。
江戸時代の料理本「卵百珍」より。近年やっと作り方が判明しました。

【用意するもの】
・卵
・針金
・安全ピン
・ラップ
・なべ
・紙皿

【作り方】
(1)10cmの長さの針金を、先端から2〜3センチの部分で135°にまげる。

(2)卵のとがった方のてっぺんに、安全ピンなどで穴をあける。 タマゴケースに立ててやるとやりやすい。

(3)(1)の針金の曲がったほうを卵の穴にさしこみ、ぐるぐるとかき回す。 中の皮をやぶらないように注意。

(4)しばらくすると、針金の感触が重たくなってくる。※「ワイゼンベルグ効果」
穴から黄色い液がでてきたら、針金を抜く。

(6) 穴を上にして、ラップで卵をつつむ。穴の上で、きつくラップをねじり、 針金などでとめ、よけいな部分を切りとります。

(7)85℃(上下±2℃)で、15分間ゆでる。その間、おたまや箸などで、 たまごをゆっくり回転させてやること。このとき、なべに紙皿 (穴をあけておく)などを入れ、なべ底にたまごが直接つかないようにするとカラが割れない。

(8)卵をが湯であがったら、冷水にさらす。

(9)カラをむくと黄身と白身の逆転した「黄身返しタマゴ」の完成。

※ 温度がミソ。
※ 難易度★★★★★(参考:ゆで卵★、オムレツ★★★★)

Posted by Haruna at 2004年02月26日 00:24
Comments

質問です。
黄身返しタマゴの作り方の(3)にでてくる
中の皮とは黄身のまわりのことですか?
黄身を壊さないようにかきまぜるのかな?
もう少し具体的に教えて下さい。

興味シンシンで、作ってみたいな~とおもっています。

Posted by: タイチ at 2004年03月01日 09:42

「中の皮」とは、殻と白身の間にある薄皮のことです。要するに、殻の中で白身と黄身を撹拌します。
実験してみたのですが、温度管理がうまくできなかったせいか、黄身がなかなか固まらず、失敗。
きちんと温度計を用意し、そしてたえずお湯のなかで回転させてやるコト。これが最大のポイントのようです。
成功したら、画像を送って下さい!

Posted by: Haruna at 2004年03月04日 23:16
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