北海道に和人が本格的に入植したのは江戸時代後期以降です。それ以前には、アイヌ文化に代表されるように本州とは全く異なった無文字世界が展開していました。本展では奈良〜平安時代頃、オホーツク海沿岸に忽然と現れてそして消えた謎めく先住民の文化を、本学の常呂(ところ)実習施設および北海道常呂町教育委員会の野外調査の成果をもとにして多角的に考察します。また、遺跡がとりもった実習施設と常呂町の密な関係にも光をあて、現代的なフィールドワークのあり方についても考えてみます。
開催期間:
2002年5月18日(土)
〜7月14日(日)
開館時間:
10:00〜17:00
(入館は16:30まで)月曜日休館
Ouroboros 第16号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成14年1月10日
編集人:西秋良宏/発行人:高橋 進/発行所:東京大学総合研究博物館