学芸員専修コース終了
ミューズホールを会場として、平成10年度総合研究博物館学芸員専修コースを11月9日(月)から同11日(水)までおこないました。統一テーマは「自然の多様性・文化の多義性」で、本年度は馬と牛を素材にして、それらをどのような観点から眺めればどのような展示が可能かについて探ってみました。最終日にはワークショップを開き、講師と受講者の意見交換をおこないました。「自然の多様性・文化の多義性」はシリーズとして、今後、石や骨など違った素材をとりあげていく予定となっています。
全プログラム終了後には、受講生に修了証書が手渡されました。今回の修了者は次の方々です(順不同、敬称略)。小坂広志(川崎市市民ミュージアム)、草野えり(財団法人日本相撲協会相撲博物館)、高橋誠佑(早稲田大学會津八一記念博物館)、新 和宏(国立歴史民俗博物館)、東條 寛(四日市市立博物館)、川田啓介(前沢町立牛の博物館)、岩佐伸一(岐阜県博物館)、相澤 勝(横浜美術振興財団横浜美術館)、前沢和之(横浜市歴史博物館)、久保和士(財団法人大阪市文化財協会)、植野英夫(千葉県立大利根博物館)、谷脇温子(愛媛県歴史博物館)、鳴田浩司(財団法人千葉県文化財センター)、工藤紘一(岩手県立博物館)、関山房兵(岩手県立博物館)、谷口 栄(葛飾区郷土と天文の博物館)、尾坂知江子(名古屋市科学館)、遠藤秀紀(山梨県立文学館)、池田貴夫(北海道開拓記念館)、三浦泰之(北海道開拓記念館)、山崎晃司(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)。
「博士の肖像」展終了
10月1日から開催してきた第8回東京大学コレクション展「博士の肖像」が11月15日をもって終了しました。この展示は、学内各所でひっそりと眠っていた歴代教授の肖像画、胸像類、約80点を公開したものです。大半は1910〜30年代に制作されたもので美術史的に価値の高い作品に接する場となった一方、大学において肖像を残すとはそもそもどういう行為だったのかを考えるよい機会ともなりました。作品を提供し準備に協力して下さった関係各位にあつく御礼申し上げる次第です。期間中の入館者は、肖像の主人公となった歴代教授の御遺族を含む総数3829名に達しました。
展示期間中の解説には従来通りボランティアの方々があたってくださいました。御芳名を記し、特に御礼申し上げる次第です(順不同、敬称略)。 飯干ユミ、鵜原一彦、川村忠良、神田理子、小久保恭子、斉藤春江、坂井千里、佐野真弓、鈴木治雄、住田美和子、星 佳子、堀井美喜雄、堀江千江子、馬渕恵子、柚木陽子、渕上妙子、竹ノ内育子、斉藤庸子、岡村幸子、中島久美子。
なお展示図録「博士の肖像」(木下直之編)は東京大学出版会を通じて入手できます。
博物館教職員
(平成10年12月9日現在)
10月1日付をもって鎌田徹事務官が大型計算機センターに配置換となり、後任として、11月16日に文部省より大橋正浩庶務掛主任が着任しました。
お願い
本誌は学術的記事を含んだ博物館の情報発信誌である一方、館内外、学内外を接着する意見交換誌となることをもめざしています。多様な意見を記事に反映したいと考えておりますので、大学博物館事業への要望や疑問、それに関わるニュースなど編集部(連絡先巻末)までお寄せ下さるようお願い申し上げます。
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Ouroboros 第7号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成10年12月9日
編者:西秋良宏/発行者:林 良博/デザイン:坂村 健