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冬季特別展終了

今日コンピュータ技術は急速な発展を遂げつつあります。平成9年1月21日(火)から2月28日(金)まで開催した「デジタルミュージアム」展は、コンピュータ技術の利用によって博物館活動にどんな地平を開くことができるのかを探ったものでした。入館(記帳)者は学内1288名を含む総数11067名に達し、盛況のうちに終了することができました。展示運営にあたっては、これまで同様、ボランティアの方々からの真摯な御協力をいただきました。御芳名を記し、改めて御礼申し上げる次第です(順不同、敬称略)。 飯干ユミ、伊藤道子、鵜原一彦、川村忠良、神田理子、小久保恭子、小林慶子、斉藤栄子、斉藤春江、斉藤庸子、坂井千里、佐野真弓、沢田麗子、鈴木治雄、竹ノ内育子、中島久美子、淵上妙子、星 佳子、堀井美喜雄、本田壽子、柚木陽子。

1月26日(土)には講演会「デジタルミュージアムの世界」を開催しました。これにも多数の参加者を得ることができました。

展示解説本「デジタルミュージアム(坂村 健編)は、電通総研を通じて入手できます。これにはCD-ROMが添付されています。CD-ROMには本に収録できなかった記事や写真が収められている他、そこからインターネットを通じて博物館のサーヴァーにリンクできるよう工夫されています。サーヴァーには展示品がデジタル収録されていますから、展示が終了した今でも、このCD-ROMによって今回の特別展示を再現することができます。

「平成8年度公開講座」終了

平成9年1月23日(木)から2月27日(木)まで「ネアンデルタール人骨を掘る」(全6回、担当教官:赤澤 威)、平成9年2月1日(土)から3月1日(土)まで「地球の内部と地球の外部」(全5回、担当教官:歌田 実)の二つの公開講座をおこないました。受講者はそれぞれ38名と30名でした。平成9年度公開講座の予定は、本誌次号でお知らせいたします。

博物館名誉学芸員

総合研究博物館では名誉学芸員の称号を設け、本館の発展に寄与した方々の功績をたたえ、謝意を表することにしました。その第1号は、旧資料館から現博物館への改組にあたって多大な御尽力をいただいた石井紫郎本学名誉教授・国際日本文化研究センター教授に決まり、平成9年4月16日(水)には、名誉学芸員記授与式と祝賀パーティが開催されました。

博物館教職員

平成9年4月1日をもって、研究部赤澤威教授が国立国際日本文化研究センターに転任となり、木下直之氏が研究部博物情報メディア系助教授に着任しました。木下助教授の専門は日本文化史です。事務部では3月30日付けで清水敬子事務補佐員、3月31日付けで口岩宣徳事務官が退職しました。また、異動によって4月1日には今村智事務官が社会情報研究所へ配置換となり、西澤明生会計掛長、鎌田徹事務官、宮地良枝事務補佐員が着任しました。 現在の博物館研究部、事務部スタッフは以下の通りです。2年目を迎える大学博物館業務はなお試行の続くことが予想されますが、変わらぬ御支援のほどをお願い申し上げます。なお、資料部門の構成や、博物館業務を統括する運営委員の名簿など博物館組織の詳細は博物館概要などに記してありますので御参照下さい。

 
館 長
 林 良博(大学院農学生命
      科学研究科教授・動物解剖学)
研究部
キュラトリアル・ワーク研究系
 教授大場秀章(植物分類学)
 助教授高槻成紀(動物生態学)
 助手清水正明(鉱物学)
 助手塚越 哲(動物学)
博物資源開発研究系
 教授歌田 実(地質学)
 助教授西秋良宏(考古学)
博物情報メディア研究系
 教授坂村 健(情報科学)
 助教授西野嘉章(美術史・博物館学)
 助教授木下直之(日本文化史)
 助手森 洋久(情報科学)
 客員教授セルジオ・カラトローニ(建築デザイン学)
放射性炭素年代測定室
 助手 吉田邦夫(年代学・考古化学)
事務部
 事務主任中川孝雄
庶務掛
 事務官高村泰代
 事務官鎌田 徹
 事務官宮崎敏朗
 事務補佐員宮地良枝
会計掛
 会計掛長西澤明生
 事務官朝倉良夫
 事務官渡部 亘
 事務補佐員河島敏子

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Ouroboros 第4号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成9年5月12日
編者:西秋良宏/発行者:林 良博/デザイン:坂村 健