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博物館教職員(平成8年9月9日現在)

総合研究博物館には日常的な業務をおこなうために研究部、資料部、事務部が設けられている。このうち、専任の教職員を擁するのは研究部と事務部であって、資料部の所属教官は他部局からの併任である。また、放射性炭素年代測定室も博物館に附置され、自然史・文化史を問わず標本の史的位置を調べるのに不可欠な年代測定法の開発や測定実務にあたっている。

今回の改組で最も大きく変更されたのは、研究部の構成である。そこには、下記のように三つの研究系が確立された。各系に属する教官は、従来の専門分野の縦割りにとらわれない分野横断的な研究を遂行している。学術標本の体系的分類・保存法の開発(キュラトリアル・ワーク)、それらを学際的に有効活用するための研究(博物資源開発)、資料の画像データベース化や効果的な展示・公開法の開発(博物情報メディア研究)などが主たる業務である。

資料部は、鉱物、植物、考古など地学系、生物系、文化史系に分かれる17の部門で構成されている。各部門には、収蔵資料と関連の深い学内他部局の教官が部門主任として所属し、研究部との密接な協力のもとで膨大な収蔵資料の管理や専門的研究に従事している。

改組にあたって、今年度より坂村 健教授、西秋良宏助教授、森 洋久助手の3名が研究部に着任した。坂村教授、森助手の専門は情報科学、西秋助教授の専門は考古学である。また、事務部には異動によって朝倉良夫会計主任、高村泰代事務官、河島敏子事務補佐員が着任した。資料館時代の教職員とともに、新たな組織の立ち上げに総意を尽くしている次第である。

なお、資料部の構成や、博物館業務を統括する運営委員の名簿など博物館組織の詳細は、要覧等に紹介されているので参照されたい。

館長
 林 良博(農学生命科学研究科教授)

研究部
 キュラトリアル・ワーク研究系
  教授:大場秀章/助手:清水正明/助手:塚越 哲
 博物資源開発研究系
  教授:歌田 実/助教授:西秋良宏
 博物情報メディア研究系
  教授:赤澤 威/教授:坂村 健/助教授:西野嘉章/助手:森 洋久
 放射性炭素年代測定室
  助手:吉田邦夫

事務部
 事務主任:中川孝雄
 庶務掛
  事務官:高村泰代/事務官:今村 智
 会計掛
  契約主任:関 豊/事務官:朝倉良夫/事務官:渡邉 亘/事務補佐員:河島敏子

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Ouroboros 創刊第1号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成8年9月9日
発行者:林 良博/デザイン:坂村 健