資料室

社員座学会 企業研究vol.1 資生堂—創造する継承—

 「物見遊山 出会いのカタチ」会期中に企業研究のレクチャーを開催いたします。
企業がどのようにプロジェクトを進行しているのかを具体的に学習することで、今後のTo.coの活動のアイデアはもちろんのこと、メタミッション、コーポレーションアイデンティティといった会社には欠くことのできない大きなビジョン形成へ発展させていきたいと思います。
 第一回目は資生堂。創業より「豊かさ」(rich)という極めて抽象的なイメージを製造・販売し続けてきた企業です。消費者と直接の関わりをもつプロダクトと社会へ向けて自社のコンセプトと可能性を発信する企業価値創造の二つの現場から講師をお招きします。
 一般の方々の参加も受付けております。双方向型レクチャーの妙味、ディスカッションをどうぞお楽しみ下さい。お気軽にご参加ください。

日時 Ⅰ 3月6日(土)13:00−15:00 マジョリカ・マジョルカ/岡本善勝氏
    Ⅱ 3月11日(木)14:00−16:00 ハウスオブシセイドウ/柿崎孝夫氏
会場  東京大学総合研究博物館小石川分館「医学の間」(通称)
定員  3月6日(土)10名/3月11日(木)15名
参加費用  無料
お申し込み  お名前、連絡先、希望日をご記入の上、下記までお送り下さい。
e-mail:info_toco@ima.fa.geidai.ac.jp
お問い合わせ e-mail:info_toco@ima.fa.geidai.ac.jp

講師紹介
岡本善勝
株式会社資生堂 クリエイティブディレクター
1957年久留米市生まれ。1980年資生堂入社。1985〜89年資生堂ヨーロッパ(パリ)駐在。帰国後、「インウイ」等国内主要ブランドのアートディレクターを務めた後、TVCMプランニングを担当。97年よりクリエイティブディレクターとして「化粧惑星」、「エリクシール」等のブランディング、宣伝企画を行う。昨年発売の「マジョリカ・マジョルカ」は発売前のHP広告や単品ネーミング等で化粧品本来の潜在的なエンターテイメント性を発揮させ、当初のターゲットだった若年層を超えてヒットを記録。チープコスメジャンルには珍しいアロマオイルを期間限定販売するなど、快進撃はやむことがない。主な受賞に雑誌広告大賞(フレグランス/シャンディクール、1995年)、ACC金賞(ピエヌ、2000年)など。ACC賞審査員(1998〜2001年)。
柿崎孝夫
株式会社資生堂 執行役員 クリエイティブ本部長兼コーポレートコミュニケーション本部 コミュニケーション企画部長
1944年横浜市生まれ。1967年資生堂入社。販売、広報、宣伝部門を経て、企業文化部設立とともに同課長。企業文化部在任中、従来の冠協賛型の支援から脱し、企業理念/企業価値と連動したメセナ活動の基盤構築をおこなう。アジアの若手現代美術展「亜細亜散歩」では企業人の枠を超えてアートプロデューサーの手腕を発揮、脚光を浴びた。現在、自社コーポレートアイデンティティ、CSR理念形成のキーパーソンとして世界市場の第一線で活躍する多忙の日々を送りつつも、大学で企業文化論等の教鞭を取り、芸術文化を志す者への知的支援を精力的に続けている。著作『文化を愛する企業へ 企業文化とメセナ—考え方から実務まで』(東京美術、1998年)、共著『文化政策入門 文化の風が社会を変える』(丸善ライブラリー、2001年)がある。日本アートマネージメント学会顧問。

トコロゴ