7月21日にオープンキャンパスがおこなわれ、講演に続いて当館への訪問があった。当館では7月24日から開催される常設展の準備中であったが、急遽これに対応することとし、主要テーマである「骨」のほかに、デジタルミュージアム・コーナー、鉱物展示コーナーをみてもらうこととし、そのほかに今回用に隕石と考古学のコーナーを設けた。法文2号館で川口館長から博物館の説明、高槻助教授による見学の心得と展示の概説があったあと、320名の高校生が6グループに分けて30分間隔で来館した。
展示解説には博物館スタッフ4名、大学院生11名が当たり、館内の一般説明などに事務官4人が対応した。高校生にとっては大学に博物館があることに驚きだったようである。また骨の展示をまのあたりにしたのは初めてだったようで、嘆声が上がっていた。人類のコーナーでは院生の解説に多くの高校生が集中に質問も出ていた。
また骨を触るコーナーを設けたところ人気があり、ここでもさかんに質問があった。全体としては集団が移動してゆく流れになったが、コンピューターのコーナーに関心のある高校生や、隕石のコーナーに集中する高校生もいた。1時半から4時すぎまでの予定であったが、5時くらいまで見学が続いた。
8月17日に福井県立高志高校が見学に訪れ、初めに高槻助教授が常設展を案内したあと、田賀井教授の案内で人類学と鉱物学の研究室を訪問し、博物館の内側での活動を見学しました。
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8月30日、韓国大学教育協議会事務総長李金偏鉉清博士
9月5日、山形県米沢市立第五中学校
(平成12年9月1日現在)
平成12年7月1日付け人事異動により事務部会計掛長西澤明生事務官が研究協力部留学生課専門職員へ配置換えになり、斎藤正己事務官が後任として着任しました。
Ouroboros 第12号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成12年10月1日
編者:高槻成紀/発行者:川口昭彦/デザイン:坂村健