総合研究博物館が「デジタルミュージアム」構想を発案してから既に4年が経過し、その構想にそってコンピュータ技術の研究やデジタルアーカイブ事業が着々と進められてきました。この展示は、その成果の中間報告として開催したものです。
平成12年3月1日(水)から4月28日(金)までの会期中、記帳者数は7679名に達しました。盛況のうちに終了することができましたことを、関係各位に厚く御礼申し上げます。特に、デジタルミュージアム共同実験として「縄文の記憶」展を同時開催し、高速デジタル回線で両展示場を結ぶという新しい試みに参加してくださいました国立歴史民俗博物館には改めて御礼申し上げます。また、今回も博物館ボランティアの方々に、会場での展示解説をご担当いただきました。お名前をかかげ、篤く御礼申し上げます(順不同、敬称略)。網野桃子・飯干ユミ・伊藤道子・内田三和子・鵜原一彦・大武佐奈恵・岡村幸子・川村忠良・神田理子・木全功子・熊谷昌子・五木田君代・小久保恭子・斉藤春江・
斉藤庸子・坂井千里・佐藤和子・佐野眞弓・鈴木治雄・住田美和子・竹ノ内育子・冨森孝子・中島久美子・ 福田稔・渕上妙子・舩窪英子・古川万里・星佳子・堀井美喜雄・堀江千江子・本田尋子・馬渕恵子・三好史郎・森下研子・油木時子・柚木陽子・三浦由喜子。
展示図録「デジタルミュージアム2000」(坂村 健編)は、株式会社ATCで市販されています。
下記の標本資料報告を刊行しました。
棚部一成・伊藤泰弘・守屋和佳・佐々木猛智(2000)『東京大学総合研究博物館地史古生物部門所蔵白亜紀アンモナイト類登録標本データベース』標本資料報告第37号。
西秋良宏(2000)『東京大学総合研究博物館考古美術(西アジア)部門所蔵考古学資料目録第5部イラク、テル・サラサートの先史土器』標本資料報告第38号。
松山文彦・清水正明・島崎英彦(1999)『東京大学総合研究博物館鉱石標本目録第1部スカルン鉱石』標本資料報告第39号。
田賀井篤平・明光美樹子・豊遙秋(1999)『東京大学総合研究博物館所蔵鉱物標本目録第3部ハロゲン化鉱物・酸化鉱物・炭酸塩鉱物・硼酸塩鉱物』標本資料報告第40号。
博物館教職員
(平成12年4月1日現在)
平成12年4月1日付けで坂村健教授が大学院情報学環・情報学府に、木下直之助教授が大学院人文社会系研究科文化史資源学専攻に異動しました。事務部では3月31日をもって保戸塚吉明事務主任が定年退職し、4月1日に片岡最事務主任が着任しました。また、異動によって今村泰代事務官が大学院薬学系研究科・薬学部庶務掛に配置換えになり、木下香織事務官が後任として着任しています。
現在の博物館の専任スタッフは以下の通りです。
館長
川口昭彦(大学院総合文化研究科教授・生命科学)
Ouroboros 第11号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成12年5月19日
編者:西秋良宏/発行者:川口昭彦/デザイン:坂村 健