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 平成12年度常設展示

「骨——かたちと機能を支えるシステム」


開催期間
2000年7月24日(月)〜10月13(金)
開館時間
10:00〜17:00
(入館は16:30まで) 土日祝日休館
常設展示のテーマは平成11年度と同じく「骨」ですが、内容をヴァージョンアップして開催します。骨と骨組みという観点から自然の仕組みを考えるとともに、骨に関わる文化の一端も紹介するのが目的です。実際の骨だけでなく、文化史系作品も含めて多様な標本が展示される予定です。

 

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平成12年度秋季展示

「来世への備え——死後の礼節・古代地中海の葬祭文化」


開催期間
2000年11月1日(水)〜12月15日(金)
開館時間
10:00〜17:00
(入館は16:30まで) 月曜日休館

本展は、古代地中海文化圏において貴族階級が物心ともに多くを注ぎ込んだ墳墓、すなわち終の住処をテーマに、彼らの死後の世界の様相にせまるものです。エトルリアと南イタリアを中心に、マケドニア(北ギリシア)、トラキア(ブルガリア)および小アジア(トルコ)の葬祭文化を多角的に展示します。モニュメンタルな墓建築、色鮮やかな葬祭絵画、贅沢な副葬品などのうち、タルクィニアとバエストゥムの壁画装飾墓のいくつかは、19世紀の模写と写真を用いて原寸大に復原されます。前6世紀から前3世紀にかけてのこれらの葬祭絵画は、ローマ以前の古代イタリアの宗教、死者祭礼、日常生活の解明の重要な鍵となりました。古文化財の保存及び重要な歴史的物証を破壊する盗掘などの問題についても取り上げる他、カタログの刊行、展示と並行しての専門家の講演が予定されています。

 

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案内:平成12年度全学自由ゼミナール

「博物館とボランティア——本郷キャンパスの江戸」


5月20日から開催中の「加賀殿再訪」展の準備と運営にボランティアとして参加し、ボランティア活動の意味や意義、あるいは展示のノウハウについて学ぶゼミです。標本の展示作業のほか、展示会場での解説ボランティアを体験します。

実施期間
2000年4月13日(木)〜7月13日(木)
毎木曜日16:20〜17:50
会場 総合研究博物館展示室
責任教官 西秋良宏
対象 教養課程の学生
募集人員 20人(募集は締め切りました)

 

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案内:平成12年度学芸員専修コース

統一テーマ:「自然の多様性・文化の多義性—石は何を語る—」


平成10年度から「自然の多様性・文化の多義性」というシリーズが始まりました。本年度は「石」を取り上げます。
「石」の起源は、地球誕生の初期に地球に降り注いだ隕石です。私たちが日常接している岩石はじめ、大気や水もそこから多様な進化の末に生まれたものです。
その中から様々な生物が誕生し、死滅していきましたが、多くの生物は石(化石)となって私たちの前にその姿を見せています。そして、人類は「石」を使って文化を創造してきました。また、人類は科学を生み出し、新しい石(半導体など)を作り出しています。
隕石・岩石・化石・石器・彫刻・宝石、そして未来への石「半導体」。
「石」の織りなす世界について、さまざまな角度の切り口で「石」を覗いてみるのが、本年度の試みです。
本年度は、3日間の講義と2日間の実習を行います。

実施期間
平成12年11月6日(月)〜11月10日(金)
会場 東京大学総合研究博物館ミューズホール
対象 博物館、美術館、資料館、埋蔵文化財センター等施設の専門職員で、
学芸員資格取得者もしくは学芸員としての業務に直接携わる者。
募集人員 30名
募集期間 平成12年7月3日(月)〜平成12年7月31日(月)
受講料 9500円
応募方法 募集要項(平成12年6月下旬配布予定)をご参照ください。

 

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Ouroboros 第11号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成12年5月19日
編者:西秋良宏/発行者:川口昭彦/デザイン:坂村 健