小堀巌教授 年譜

以下は向後紀代美・石山俊「乾燥地研究のパイオニア 小堀巌」(『砂漠誌-人間・動物・植物が水を分かち合う知恵』縄田浩志・篠田謙一編、東海大学出版部、2014年所収)をもとに一部、加筆修正したものである。


経歴

1924(大正13)年   0歳 9月17日、横浜に生まれる
1943(昭和18)年 18歳 第一高等学校卒業、東京帝国大学理学部地理学科入学
1946(昭和21)年 21歳 同上、卒業
1948(昭和23)年 23歳 同上、大学院修了
1949(昭和24)年 24歳 東京大学東洋文化研究所助手
1954(昭和29)年 29歳 東京大学理学部専任講師
1961(昭和36)年 36歳 同上、助教授
1985(昭和60)年 60歳 三重大学人文学部教授
1987(昭和62)年~ 62歳~ 明治大学政経学部教授(1995年まで)
1995(平成  7)年~ 70歳~ 国際連合大学(UNU)上席学術顧問(2010年まで)
2010(平成22)年 86歳 11月26日、死去

国際的活動

1944(昭和19)年 19歳 旧満州ホロンバイル草原調査、後に最初の学術論文「満州族薩満の祭祀を見て」を執筆
1956(昭和31)年 31歳 東京大学イラク・イラン遺跡調査団に参加(江上波夫団長)
1958(昭和33)年 33歳 アンデス地帯学術調査団に参加(泉靖一団長)
1959(昭和34)年 34歳 国際地理学連合(IGU)地域会議(東京、天理)にて、世界の研究者と交流
1961(昭和36)年・1964(昭和39)年・1967/68(昭和42/43)年・1970(昭和45)年
36歳~ 西アジア洪積世人類遺跡調査団に参加(鈴木尚団長)。この間、1961年にイスラエルで調査、ローマで開催された「世界気候変化会議」にも参加。1962年にはクレタ島で開催されたIGU、UNESCO共催の乾燥地域シンポジウムに出席。
1972(昭和47)年 47歳 アメリカ合衆国ミシガン大学客員教授
1975(昭和50)年~ 50歳~ 日仏地理学会会長(2000年まで)
1976(昭和51)年~ 51歳~ 日仏協会評議会(2003年まで)、国際半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT)理事(1982年まで)
1977(昭和52)年・1978(昭和53)年・1980(昭和55)年
52歳~ 自ら団長となり「旧大陸フォッガラオアシス比較調査」を行う(調査地-中国、ソ連中央アジア、西アジア、アフリカ、南北アメリカ大陸)
1977(昭和52)年 52歳 フランス政府よりレジオン・ドヌール・シュヴァリエ勲章を受章
1982(昭和57)年~ 57歳~ パリ日本館館長(1984年まで)
1990(平成  2)年~ 65歳~ 日本沙漠学会会長(2000年まで)
1996(平成  8)年~ 71歳~ 国際乾燥地域農業研究センター(ICARDA)理事(2002年まで)
2003(平成15)年~ 78歳~ 日本アルジェリアセンター代表(2010年まで)
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