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「石の記憶—ヒロシマ・ナガサキ」展の終了

平成16年1月24日から開催されていた「石の記憶—ヒロシマ・ナガサキ」展が4月12日に終了しました。原爆投下2ヵ月後に広島、長崎で被曝調査にあたった故渡辺武男教授の収集した岩石などの標本を中心に調査団資料、野帳、写真を交えて被爆試料に注がれた科学者の眼差しの解明を試みた展示でした。幸い多くの新聞やテレビ・ラジオに取り上げられて入館者も約5000名に達しました。展示開催に協力して下さった関係の皆様に感謝いたします。なお、本展示を巡回展とする計画で準備を進めております。

「平林武収集鉱山資料」展の終了

明治から昭和初期にかけて農商務省技師、東京大学工科大学校教授として全国の鉱山や治水現場を調査した故平林武教授の全資料が本館に寄贈され、新規収蔵展示として平成16年1月24日から4月12日まで公開されました。資料のカタログは総合研究博物館の資料報告として出版されます。

公開セミナー「石の記憶展にちなんで」の終了

開催中であった「石の記憶」展に関連して、平成16年2月19・20日に総合研究博物館講義室で公開セミナーが開かれました。講師は井手三千男(広島在住カメラマン)、木下直之(本学大学院人文社会系研究科助教授)、橘由里香(本学理学系研究科)、田賀井篤平(本館教授)で、被爆調査団の随行カメラマン、仁科調査団、戦後の広島で記憶されなかったこと、被爆調査のフィールドワークなどについて講演が行われました。参加者は両日とも約50名で、講演後も熱心な質疑が交わされました。

小石川分館特別展示「物見遊山—出会いのカタチ」終了

平成16年2月28日から3月14日まで開催された小石川分館特別展示「物見遊山—出会いのカタチ」が無事終了しました。本展は東京大学「博物館工学ゼミ(西野嘉章主宰)」と東京藝術大学「川俣ゼミ(川俣正主宰)」の協同の成果を公開したもので、有限会社To.co(トコ)の組織自体の生成を図っていくことを狙いとしたものでした。多くの協賛・協力企業にも支えられ、展示期間中の来場者数は1400名にも達しました。

ボランティアのご協力

「石の記憶—ヒロシマ・ナガサキ」展では以下の方々のボランティア協力を頂きました。厚くお礼申し上げます。伊藤道子、鵜原一彦、岡村幸子、沖川康子、兼中雪絵、神田理子、木全功子、國近尚三、熊谷昌子、黒田景子、小久保恭子、斉藤庸子、坂井千里、佐藤和子、鈴木治雄、住田美和子、竹ノ内育子、中島久美子、福田稔、渕上妙子、舩窪英子、星佳子、堀井美喜雄、堀江千江子、本田壽子、松山薩男、馬渕恵子、三好史郎、森下研子、柚木陽子(順不同・敬称略)

来館者

事前に申込のあった主な来館者は次の方々です(平成16年1月19日〜3月18日)。名古屋大学博物館、広島平和記念資料館、足利市歴史博物館建設準備室長、スウェーデン大使館、文京公民館「町なみ調査隊」、第一外国語高等学校、神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会、岩手大学ミュージアム館長、磯崎アトリエ、お茶の水女子大学附属小学校、広島護国神社、北海道大学学務部教務課、文部科学省初等中等教育局、兵庫県立伊丹北高校教諭、文京区理科担当教諭

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Ouroboros 第24号
東京大学総合研究博物館ニュース
発行日:平成16年4月
24
編集人:高槻成紀/発行人:高橋 進/発行所:東京大学総合研究博物館