近代諸学の移植
明治時代は若い指導者を求め、それを輩出した。工部大学校(明治10年1月)の若き卒業生たちは、ごく限られた数ながらも、技術系のエリートとして殖産興業の中軸を担った。
とくに機械、電信、建築、土木、鉱業など、近代国家の基盤を形成する諸業における、彼らの働きは目覚ましい。明治初期の選良教育の結実をそこに見ることができる。
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