関野貞コレクション
拓本
このデータベースは、関野貞コレクションのなかの拓本に関する目録と画像データである。朝鮮半島が主となるが、日本、中国も含めて整理が済んだ拓本を順次公開する。
広開土王碑の拓本(東大小石川分館拓本)は、裏打ちされずに折り畳んで保管されてきて、2003年に東大総合研究博物館に移管されるまで公開されることはなかった。この拓本は、東京帝国大学工科大学に所蔵された仮表装の広開土王碑拓本(東大建築史本)と非常によく似ているので、この2種は同時期に採られたと考えられる。後者の拓本は1914年3月30日に台帳登録されているので、関野貞が1913年10月の集安調査で入手した拓本であることがわかる。四つの面のうち第㈽面が欠けていたが、東大小石川分館拓本は四面とも揃っており、1913年の拓本の標準資料となる。
凡例
- *箱‐番が1つの資料のまとまりであるが、これは総合研究博物館に入ってから新たに番号を付けた。
- *番号に枝番号が付くが、これは箱‐番のなかでさらに1つのまとまりがあり、その中の拓本1枚ごとに枝番号を付けた。
- *拓本裏面に名称が書かれているものは、その名称を資料名に記入する。書かれていなものは一般名称に従い、ここでは、[ ]を付けない。