関野貞コレクション
フィールドカード
『東京大学総合研究博物館所蔵 関野貞コレクション フィールドカード目録』(東京大学総合研究博物館標本資料報告第53号2004年)に掲載したものが、箱番号の1から62番である。このほかに新たに関野貞の長男である関野克が保管していた資料を加え、それは400番台となっている。419から始まり465という中途半端な数字で途中に欠番もあるが、これは関野克保管の資料全体につけられた通し番号を尊重して、フィールドカードのみを引き出したために必ずしも連番とはなっていない。この資料も現在は総合研究博物館に移管されている。
フィールドカードは、クリーム色を呈するキャビネ版(縦12cm、横16.2cm)の大きさで、表に題名を記入する枠と方眼が印刷されている。そして、左下の小さな楕円形枠のなかに関野の銘が入っている。この特製のカードのほか、同じ大きさで白地に青色で方眼を入れたカードも使用されている。
ここでは『フィールドカード目録』のテキストデータと新たな資料に画像データを加えて公開する。
なお、「箱番号」62の「箱表書」日録は、関野貞研究会編『関野貞日記』中央公論美術出版、2009年に活字化されている。
凡例
- *1から62の箱番号と400番台は整理の過程で付けた番号である。
- *「箱表書」は1つの箱の蓋に書かれた名前である。
- *箱の中には、折り畳んだ厚紙に挟んでフィールドカードがグループ分けされているので、その厚紙に書かれた名前を「グループ名」とした。
- *「紙番号」は1つの箱のなかでのカードの通し番号とした。
- *カード自体に書かれたデータは、「資料名」と「年月日」である。資料名はカードの右に書かれた題名をあげているが、題名が書かれていない場合は[ ]をして、内容がわかる名称を適宜入れた。