重要なお知らせ


2020年8月から、日本への植物標本の送付に国が発行した植物防疫証明書を添付する必要は無くなりました

2020年8月



利用案内

利用について

TI の標本は一般には公開していません。植物関連の研究のために必要と認めた方のみに閲覧を許可しています。閲覧を希望される方は、以下のハーバリウム共通アドレス宛て、または博物館あるいは植物園のスタッフまで連絡してください。尚、閲覧の際には下記「外来研究者標本室利用規程」をよく読んでご理解・ご協力をお願いします。


ハーバリウム共通
ti_herbarium(a)ns.bg.s.u-tokyo.ac.jp
(※ Eメールを送る際には (a) を @に変えてください)

東京大学植物標本室(TI)外来研究者標本室利用規程


閲覧許可
当標本室(TI)の標本を利用するものは、あらかじめキュレーターの許可を得ること。ただし、利用するものが学生の場合、指導教員からの紹介を必要とする。原則として、閲覧を希望するものは訪問日の2週間前までに申し込むこと。
開室時間
標本室の開室は、博物館は月曜から金曜、植物園は月曜から水曜(祝祭日を除く)とする。ただし、博物館と植物園それぞれの夏季休業日および年末年始の休業日は閉室とする。臨時に閉室をする場合もある。開室時間は、博物館は午前9時半から午後5時まで、植物園は午前10時から午後4時半までとする。
来訪者名簿への記入
利用者は来訪者名簿に訪問年月日、氏名、所属(または住所)、利用目的(閲覧する分類群名等)を記入すること。
閲覧場所

標本は標本室内で閲覧することとし、それ以外の場所に持ち出さないこと。写真撮影その他機器を用いる場合はキュレーターに申し出ること。実体顕微鏡は標本室または資料室のものを使用すること。(*参照)

*博物館の場合は資料室504での閲覧も可とする。

防虫
標本室へは外部から持参した標本類は持ち込まぬこと。コートやバッグなどは持ち込まず、標本室の外の来訪者用のロッカーに入れること。標本室内および標本閲覧中は飲食および喫煙は厳禁とする。
標本の取り扱い
標本は破損せぬよう、取り扱いには十分注意すること。標本棚から標本を抜き出したり移動させたりする際は、カバーごと注意深く引き出すこと。標本を折り曲げたり、丸めたり、裏返しにしたりしないこと。また、標本の利用後は元のカバーに入れ、キュレーターの許可無く別のカバーに移さぬこと。カバーは標本棚の元の位置に戻すこと。標本やカバーの補修が必要な場合はキュレーターに申し出ること。同定の誤りが見つかった場合は、同定ラベル(後述)を入れ、別にしておくこと。後でキュレーターが処理をするので、自分で判断して処理しないこと。
同定ラベル

同定結果は、台紙に貼ってあるラベルや台紙に直接書かず、同定ラベルを用いて書くこと。同定ラベルの台紙への貼り付けについてはキュレーターの指示に従うこと。同定ラベルには必ず学名、同定者名、同定年月日を永久インク(ボールペンの使用は固く禁ずる)で記入する(後述の*参照)。特にタイプ標本の場合には、初出学名、原記載が掲載されている書誌情報(雑誌名、巻号、ページ、発行年など)を明確に示すこと。

* 同定者名は、誰が見てもわかるようにアルファベットを用いてフルネームで書き、イニシャルだけにしないこと。

* 同定ラベルは標本室に備えつけのものを用いるか、または本人が持参したものを用いてもよい。

標本の採取
標本の一部を切り取ったり解剖したりすることは、原則として禁止する。研究上、やむを得ず必要な場合には、キュレーターに申し出て許可を得た上でその指示に従うこと。解剖した花などは紙製の袋に入れ、元の標本台紙に貼りつけること。また、DNAの採取を目的とした試料の採取は許可しない。
貸し出し

原則として、標本の国内貸し出しは行わない。特に必要な場合はキュレーターに相談し、貸し出し依頼状を提出すること。また、標本の貸し出しは個人に対しては行わず、公的な植物標本室や研究機関に対して行う。貸し出された標本は、依頼した標本室において虫やカビなどに十分注意して保管し、研究終了後は速やかに返却すること(*参照)。

* 通常は3ヶ月以内とする。

研究発表
当標本室の標本を用いた研究発表を行う際は、論文中に当標本室(TI)の標本を用いたことを明記すること。またその論文の別刷り2部(またはPDFデータ)を寄贈していただければ幸いである。
以上
2018年3月