東京大学植物標本室(TI)について

東京大学植物標本室(TI)の
開室についてのお知らせ


東京大学植物標本室(TIハーバリウム)は、一般公開されておらず、研究および教育目的に限って見学が可能です。

TIハーバリウムの見学を希望される方は、お名前、ご所属、研究目的、見学を希望する分類群(科、属、種など)、および見学希望日を明記の上、下記のメールアドレスより担当者までご連絡ください。

見学希望日の少なくとも1週間前までにご連絡をお願いいたします。


連絡先(TI共通): ti_herbarium(a)ns.bg.s.u-tokyo.ac.jp

※ (a) は アットマーク(@)に変えてください。

2025年6月30日

概要

東京大学植物標本室(Herbarium of the University of Tokyo: TI)は、1877(明治10)年に東京大学の創立と同時に設立された、日本で最も古い植物標本室(ハーバリウム)です。その設立以来、継続的に収集された標本は、現在およそ170万点にのぼります。

TI のコレクションの特徴は、ひとつは東アジア(日本、朝鮮半島、中国東北部、台湾等)およびヒマラヤとその周辺地域(ネパール、ブータン、シッキム、中国西南部等)から収集された標本が充実していること、もうひとつは、タイプ標本(学名を定める時に基準となる標本)が多く収蔵されていることです。タイプ標本は2万点を超えます。

TI に所蔵される標本は、その分類学的所属により、総合研究博物館および大学院理学系研究科附属植物園(通称「小石川植物園」)に分けて収蔵されています。総合研究博物館(以下「TI-博物館」とする)には、被子植物のうち単子葉類および双子葉離弁花類が、大学院理学系研究科附属植物園(以下「TI-植物園」とする)には、シダ植物、裸子植物、および被子植物のうち双子葉合弁花類が収蔵されています。

また、蘚苔類および地衣類は国立科学博物館植物標本室 (TNS)、海藻類は北海道大学総合博物館 (SAP) に永久貸与されています。