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和田維四郎 鉱物標本 はじめに
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361 - 400 / 3853 / 3853
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番号
英名
和名
形状(cm)
産地
特徴
361
TM-57
sphalerite
閃亜鉛鉱
15×13×10
秋田県鹿角郡尾去沢町 尾去沢鉱山
表面は黒変。 辟閃面玻璃光沢。 四面体式結晶。 亀裂があり取り扱い注意。
362
4-1
sphalerite
閃亜鉛鉱
5×4×2.5
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞に生じた直径 1 ㎝ 内外の群晶。
d
、
o
面よりなり暗褐色。
363
4-2
sphalerite
閃亜鉛鉱
13×10×5
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞内に直径 3 ㎝ 内外の所謂「べっこう」亜鉛鉱が着生。
o
、
d
、
a
の諸面がある。 方鉛鉱、方解石、石英が共生。
364
4-3
sphalerite
閃亜鉛鉱
2.5×2×2.5
山形県山形市宝沢 宝沢鉱山シメ沢
d
、
o
を主とする結晶集合分離体で黒褐色を呈する。
365
4-4
sphalerite
閃亜鉛鉱
10×6×5
山形県西村山郡西川町 海昧鉱山
閃亜鉛鉱上に黄鉄鉱、水晶の微晶が着生するもの。
366
4-5
sphalerite
閃亜鉛鉱
12×7×5
山形県山形市宝沢 宝沢鉱山シメ沢
閃亜鉛鉱上に黄鉄鉱、水晶の微晶が着生するもの。
367
4-7
sphalerite
閃亜鉛鉱
7×6×5 他 1p
山形県西村山郡西川町 海昧鉱山
方鉛鉱および水晶と共生。
o
、
d
面よりなり、表面は黒紺色に汚染している。
368
4-8
sphalerite
閃亜鉛鉱
10×9×6
産地不詳
直径 10 ㎝ の閃亜鉛鉱は割れて緑色凝灰岩? で膠結されている。
d
、
o
面よりなる。
369
401
chalcopyrite
黄銅鉱
14×13×8
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
浅熱水性鉱床、鉱脈の空洞に生じたもので石英(一部は紫水晶)上に着生する群晶。 表面は黒変しているが三連晶が多い。
370
402
chalcopyrite
黄銅鉱
10×8×2.5
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞に直径 1 ㎝ 内外の結晶が多数着生し、小水晶がその表面に付着する。 黄銅鉱は殆ど双晶をなしている。
371
403
chalcopyrite
黄銅鉱
10×6×3.5
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
黄銅鉱と方鉛鉱が共生し、方鉛鉱の結晶は黄銅鉱内に貫入し、和田記載によればそれぞれの結晶軸の位置は一定している。
372
404
chalcopyrite
黄銅鉱
8.5×4.5×4.5
秋田県山本郡藤里町 太良鉱山
閃亜鉛鉱、方鉛鉱と共生。 偏菱十二面体式および斜方十二面体式結晶。 和田:日本鉱物誌 71頁 第13図 および 第17図。
373
406
chalcopyrite
黄銅鉱
12×8×5.5
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
鉱脈の空洞内に着生するもので、直径 1.5 ㎝、
p
(111) で囲まれる四面体結晶一個を除けば、三連晶の耳付双晶である。
374
407
chalcopyrite
黄銅鉱
10×6×3
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
直径 2 ㎝ 三連晶をなす耳付双晶 2個と重晶石後の石英仮晶上に最後に着生する小柱状水晶と共生。
375
408
chalcopyrite
黄銅鉱
4×3×3.5
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
直径 3 ㎝ の孤晶で和田:日本鉱物誌 71頁 第14図 とあるが耳付双晶はなく、
c
、
χ
、
t
、
p
面よりなるもの。
376
409
chalcopyrite
黄銅鉱
6×4×2
秋田県仙北郡角館町 日三市鉱山
本鉱山特有の三角式黄銅鉱の結晶。 和田:日本鉱物誌 71頁 第15図 の模式標本。
x
、
m
、
p
。 明治25年 瓜生泰採取。
377
410
chalcopyrite
黄銅鉱
8×6×5
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
三角式黄銅鉱の結晶がほぼ
m
面で連なり、
x
、
m
、
p
面が見られるもの。
378
411
chalcopyrite
黄銅鉱
6.5×4×3
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
水晶と共生する三角式黄銅鉱。
m
面が発達。
e
、
p
面がある。 福地:日本鉱物誌 62頁 第17図。
379
412
chalcopyrite
黄銅鉱
4.5×1.5×0.3
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
水晶と共生する三角式黄銅鉱。
c
、
p
、
m
、
e
、
p
の諸面が発達。
380
413
chalcopyrite
黄銅鉱
丸箱入 8ps
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
三角針式結晶 6個。 何れも
p
、
p
面を有し、そのうち 2個は
c
面がある。 両端に
e
又は
x
がある。 福地:日本鉱物誌 62頁 19図。
381
414
chalcopyrite
黄銅鉱
10×7.5×4
秋田県鹿角郡尾去沢町 尾去沢鉱山
銅鉱脈の空洞内に生じたもの。
p
(111) を主体とするが聚片双晶のため面上に條線がある。 耳付双晶も多い。 表面は錆びる。
382
415
chalcopyrite
黄銅鉱
13×10×6
新潟県東蒲原郡鹿瀬町 草倉鉱山
緑色凝灰岩中の鉱脈の空洞中に
p
(111) の四面体式のものと三連晶とがあり、水晶の他に方解石、菱マンガン鉱を伴う。
383
416
chalcopyrite
黄銅鉱
16×9×4.5
栃木県上都賀郡足尾町 足尾鉱山
中熱水性鉱床の空洞中に生じた
p
(111) 四面体式の巨晶であるが面上に条線が発達且つ結晶面は弯曲している。
384
417
chalcopyrite
黄銅鉱
11×10×6
栃木県上都賀郡足尾町 足尾鉱山
小形水晶を共生する黄銅鉱の群晶。 結晶面に富み、且つ弯曲するものもある。
385
418
chalcopyrite
黄銅鉱
7×6×3
栃木県上都賀郡足尾町 足尾鉱山
四面体の結晶を主とし、
p
面の稜が一定方向に並び鑿頭状を呈する。
386
420
chalcopyrite
黄銅鉱
11×10×8
石川県小松市西尾 尾小屋鉱山
浅熱水性鉱床の空洞内で水晶と共生。 三連晶耳付小晶が多い。 小形のものには四面体式、偏菱形十二面体の結晶がある。
387
421
chalcopyrite
黄銅鉱
18×9×4.5
愛媛県新居浜市 別子鉱山
含銅硫化鉄鉱床中鉱体に直角の割れ目に微晶が多数着生。 四面体式、偏菱形十二面体式および耳付双晶がある。 菱鉄鉱が共生。
388
422
chalcopyrite
黄銅鉱
7×6×4
愛媛県新居浜市 別子鉱山
鉱体内の割れ目に四面体式および偏菱形十二面体式の 2種類の小晶着生。
389
423
chalcopyrite
黄銅鉱
8×7×4
鹿児島県薩摩郡下甑村
石英脈上に 1 ㎝ 内外の群晶着生。 殆どが四面体式結晶。
390
461
chalcopyrite
黄銅鉱
4×4×3
新潟県佐渡郡相川町 佐渡鉱山
鉱脈の空洞中に豆粒状の水晶の集合がある。 この表面に黄銅鉱の微晶が着生するもの。 石英は光の関係で黝色。 黝銅鉱と誤認。
391
O-101
chalcopyrite
黄銅鉱
35×24×7
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
鉱脈の空洞内に密生するもので最大直径 2 ㎝ に達する。 三角式および耳付三連晶がある。 表面黒変。
392
O-102
chalcopyrite
黄銅鉱
28×18×3
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
石英脈の空洞内に黄鉄鉱と共生している。 三角式結晶が多い。
393
O-103
chalcopyrite
黄銅鉱
13×10×5
秋田県仙北郡協和町 荒川鉱山
鉱脈の空洞内に小水晶上に着生する直径 0.5 ㎜ 長さ 6〜7 ㎜ の三角針状結晶が数個付着。 全体は白色粘土で被われる。
394
O-104
chalcopyrite
黄銅鉱
23×13×10
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞内に黄鉄鉱と共生するもの。 黄鉄鉱は光輝強いが黄銅鉱は表面がさびている。
395
O-105
chalcopyrite
黄銅鉱
23×15×5
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞に最大直径 2 ㎝ 殆ど双晶をなして着生。 閃亜鉛鉱、水晶の微晶と共生。
396
O-106
chalcopyrite
黄銅鉱
23×13×10
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
緑色凝灰岩中の石英細脈上に微晶の水晶が群生し、黄銅鉱はその上に着生。 直径 1 ㎝ 以下は自色を保つ。 耳付双晶がある。
397
O-107
chalcopyrite
黄銅鉱
22×16×8
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞内に直径 2 ㎝ 以下の大小種々の結晶群生。 方解石が共生する。
398
O-108
chalcopyrite
黄銅鉱
14×26×16
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鉱脈の空洞内に最大径 1 ㎝ の結晶が群生し、双晶が多い。 その表面に細小な石英が乱立している。
399
O-109
chalcopyrite
黄銅鉱
18×14×6
秋田県北秋田郡阿仁町 阿仁鉱山
鍾乳上の脈石の表面を直径 2〜3 ㎜ 白色短柱状の水晶で被い、直径 5 ㎜ 内外の黄銅鉱の単晶又は双晶が着生するもの。
400
O-110
chalcopyrite
黄銅鉱
14×13×8
秋田県山本郡藤里町 太良鉱山
閃亜鉛鉱、方鉛鉱と不規則に集合したもので
e
の稜線が 7 ㎝ にも達する。 和田:日本鉱物誌 71頁 第17図 の原標本。
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361 - 400 / 3853 / 3853
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(株)三菱マテリアル所蔵
鉱物 / UMDB(東京大学総合研究博物館データベース)