人体を拡大して見る
顕微鏡のデザインとテクニックは何世紀にもわたって、改良に改良を重ねてきた。これによって、私達は現在、かなり鮮明な人体組織の像を見ることができる。
ここで見学者は展示用の特殊顕微鏡により人体の組織をより詳しく見ることができる。顕微鏡のレンズの下にスライドをセット。スライドを回転させることにより、健康な状態、病気の状態の2種類を見ることができる。
内部に照明装置を備え付けた金属製の半球には3つの対眼レンズがあり、見学者はここ3世紀の典型的な顕微鏡が映し出す3つの精密なスライドを観察できる。
18世紀:初期の顕微鏡は光学的な性能が悪く、筋肉細胞もただの小さなかたまりのようにしか見えなかった。
19世紀:1829年のリスター顕微鏡は格段に光学性能が良くなり、筋肉組織の本当の構造を最初に明らかにした。
20世紀:レンズと対象物の間にオイルをつけると、もっと質のいい画像と解像度が得られる。 コンピュータによるインタラクティブ展示で、見学者は一連の像を共焦点顕微鏡から細かく観察できる。
健康な心臓の筋肉 心臓血栓症-心臓の血管の中の凝血 正常な虫垂 虫垂炎-炎症を起こしたヘルニア 胃 消化器官の潰瘍-蝕まれた内壁