科学の発展には歴史とその中に人物とそれを媒介する情報が必要である。そのような中で、日本で生まれ、育てられてきて、日本の研究を世界に紹介する大きな役割を果たしたものに学会誌がある。ここにあげられたものは、その中のほんのわずかではあるが、生物学会にとっては過去も現在も大きな役割を担っているものである。 日本の研究を世界へ発信する—学会誌の流れ
それらの初版本(第一巻第一号)と最新号を比較することによって、“科学”は時と場所を越えて、良いものが残っていき、引き継がれるし、時の流れの中に埋もれていたが、再発見となって世に出ているものも数多い。そんな中で、ここでは、
などの現物をとりあげて、その学問の大きな流れを見ていくことができる。
- 1. 動物学雑誌 (創刊1888年)〜現在
- 「Zoological Science 1998年」
- 2. 植物学雑誌 (創刊1887年)〜現在
- 3. 遺伝学雑誌 (創刊1922年)〜現在
- 4. Journal of Biochemistry(創刊1922年)〜現在
- 「Journal of Biochemistry」
- 5. Enbryologia (創刊1950年)〜現在
- 「Development, Growth of Differentiation」
動物学雑誌 植物学雑誌 遺伝学雑誌 The Journal of Biochemistry Enbryologia