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[ニュースという物語]


各国洪水飛報

各国洪水飛報

明治一八年(一八八五)の水害をとりあげたかわら版。

各国洪水飛報

大坂四区及河内各郡実況/六月十七日枚方堤防/破壊せしより其水■/河■郡ニ浸入し/人家田畑を押流シ/損数千石■/河に水害を蒙り/し人民の惨情目も/当られぬ有様なり/全国未曾有乃/洪水なり
落橋
田みのはし/玉江はし/川さきはし/京はし/天まはし/なにわはし/天神はし/よしやはし/せんたんの木はし/よどやはし/ひどはし/渡辺はし/筑せんはし/常あんはし/越中はし/みなとはし/大江はし/堂しまはし/かめ井はし/松しまはし/千代さきはし/大わたりはし/安堂寺はし/さかい大和はし/ふないはし/安し川はし/いたならはし
以下各地名のみを記す
京都府下洪水の実況/福井県下の出水実況/堺大和橋及貝近傍/山口県下周防岩国/山城国伏見/備中玉島/伊予大■/讃岐丸亀/豊前中津/筑後久留米/筑後柳川/東海道見附/東海道沼津/淡路■■/近江国大津及近傍/大和国奈良/紀州八幡/伊予今治/三河西尾/甲府/武蔵八王寺/土佐高智/紀伊和か山/鹿児島/肥前佐賀■■野/富山県越中/
出版届明治十八年七月九日/納本同年同月十日/編輯並出版人 大坂■■ 宮崎八十八/南区なんは新地/■■町四十一番地

図264

磐梯山噴火真図

東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫蔵
山本芳翠の画をもとに合田清の木口木版で刷られた、『東京朝日新聞』第千九十五号付録。朝日新聞では、七月二四日の社告に「同地の実況を知り其惨状を想見せしめん」ため山本を現地に派遣し、実景を写生した精密完全なる「一大真図」を付録として刊行すると宣言した。

磐梯山噴火真図
図265

大阪府下洪水澱川沿岸被害細図

東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫蔵
明治一八年六月から七月にかけての大阪水害の被害図。朝日新聞第一九七八号の付録である。大範囲の地図と市街図、統計、水量のグラフ、概略説明をつけた総合的な記録となっている。水色の版を重ねて被害を明示する形式は、かわら版を発展させたものである。

大阪府下洪水澱川沿岸被害細図
図266

磐梯山噴火の図

磐梯山噴火の図

東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫蔵
印刷兼発行者の福田熊次郎は、『東京日々新聞』を素材にした新聞錦絵の版元でもあった具足屋の当主である。明治二一年(一八八八)七月の発行。頭や手足のない死体が掘り出され、子どもの首が木に掛かるなど、見るも無惨な「戦地に等し」い有様であると述べている。

図267

 

汽車転覆現場の実況図

汽車転覆現場の実況図

東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫蔵
栃木県箒川鉄橋の事故。『読売新聞』の第七九九五号(明治三二年一〇月一〇日)の付録。かわら版に近い表現である。

図268


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