学術標本の列品
学術標本を陳列し教育の補助手段にするという考え方は、明治4年の大学南校主催の物産会にさかのぼる。その後、工部大学校も虎ノ門校舎の一角を使い、機構モデル他の教育資料を公開していた。また、モースの進言で実現した理学部博物場でも、海外から将来されたものを含む、多くの学術標本が展示されていた。発想の出発点にして研究の逢着点でもある学術標本、そのコレクションの展示はまさしく大学教育の原点である。
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