西野嘉章 東京大学総合研究博物館 根本亮子 東京大学文学部 |
東京大学総合図書館には田中芳男の蔵書約6000冊が残されており、「田中芳男文庫」の名で呼ばれている。本文庫は田中芳男の孫に当たる田中美津男が、昭和6年に一括して図書館に寄贈したものである。その内容は東京大学総合図書館の編になる『田中美津男男爵寄贈圖書目録』(未刊)にすべて記載されている。これまで本文庫については、1994年に同図書館で開催された特別展示目録『博物学・博覧会と好奇心—田中芳男男爵旧蔵図書目録』や磯野直秀の論文「田中芳男の貼り交ぜ帖と雑録集」(『慶應義塾大学日吉紀要自然科学』第18号、1995年、27—42頁)などに部分的な紹介があり、また、東京国立文化財研究所美術部第二研究室の特別研究事業として内国勧業博覧会・万国博覧会関連文献所在調査(『美術研究』第348号、30—51頁、第353号、41—58頁)もなされてはきた。しかしながら、関連分野があまりに多岐に亘っているためだろうが、その全容について包括的な調査研究がなされた試しはなく、その歴史的な重要性の指摘されることはあっても、貼り込まれている史料や架蔵されている書目を正確に把握させてくれる所在目録の存在せぬのが実情であった。 本稿は緒よりその全体像を紹介するためのものではなく、田中芳男の物産学・博覧会に対する貢献をその旧蔵書・史料を通じて一覧させようとするものである。周知の通り、田中芳男は幕末から明治にかけて国内における数々の物産事業や博覧会事業と直接関わり、慶応3(1867)年の仏国パリ、明治6(1873)年の澳国ウィーン、明治9年の米国フィラデルフィアの各万国博覧会にも派遣されている。とくに明治政府の殖産興業政策において重要な役割を果たした都合5回の内国勧業博覧会では事務官、審査官、審査部長などの要職を歴任し、それらの実現に欠くことのできぬ人物であった。尾張の伊藤圭介の許で本草学を学んでいたこともあろうが、生来「モノ」の収集に人一倍の情熱を燃やした田中は、物産学・博覧会事業に関する資料もまたその他の資料と同様に丹念に収集保存しており、結果として田中の手許に残された博物館学関連資料は現存するもっとも重要な資料体となっている。 田中文庫に残されている物産学・博覧会関連資料は2種類に大別できる。ひとつは「貼交帖」形式のもの。これは田中文庫の稀少性を際立たせるものであるが、この種のアルバムには田中の入手し得た各種資料の「現物」がそのまま貼り込まれており、極めて価値が高い。もうひとつは一般の刊本・自筆稿本の類がそれであり、これらもまたその多くが田中自らの手で以て編纂・合本・合綴されており、他に例を見ぬユニークな資料体を成している。 田中の「貼交帖」としてもっとも有名なのが『拾帖』[15-1]である。これは安政末年から大正5年(没年)に至る間に落掌した種々雑多な資料を年代順に、それこそ間断なく、隙無く貼り込んだアルバムであり、93冊が現存する。磯野の調査によると、本来は96冊を数えたというが、第57卷と第60—63卷の5冊が欠落しており、本編91冊、附録1冊、『新古大拾帖』1冊からなっている。これらのなかには、幕末期に国内各地で開かれた本草会、博物会、薬品会(磯野直秀「薬品会・物産会年表」、『科学医学資料研究』、第247号、1995年、6—14頁を見よ)の案内状や入場札をはじめ、田中が直接に携わった内国博覧会や水産博覧会の関係資料、あるいはまた東京の「温知会」、名古屋の「嘗百社」、松阪の「交友社」など民間博物家のグループ、明治11年以降の地方博覧会などに関する一次資料が散見される。『新古大拾帖』には明治5年の「京都博覧会」の出品目録、明治9年の「大阪博物場大会陳列品目」が含まれる。 博物館関係一次資料の宝庫とも言えるのが『博物帖』である。ここには幕末から明治10年頃にかけて開催された薬品会、物産会、博覧会、書画会等の案内状や入場札が貼り込まれている。なかでとくに重要なのは田中が直接に関わった明治4年の「大学南校主催九段物産会」、明治5年の「文部省主催湯島聖堂博覧会」、明治6年と7年の「博覧会事務局主催博覧会」等に関する資料、さらには明治5年の「京都博覧会」のさいに刊行された『博覧新報』(第1号—第8号)などである。周知の通り、明治一桁代は資料の空白時代でもあり、これら史料の重要性は計り知れない。 明治初年から20年代にかけての「摺り物」を中心とする貼交帖『多識帖』にも、内国勧業博覧会、水産博覧会、共進会など博覧会関係資料が見出される。さらにまた『拾印刷雑帖』にも、明治30年に神戸で開催された「第二回水産博覧会」に関する資料が貼り込まれている。 田中芳男は海外での万国博覧会に都合3度派遣されているが、それらに関する資料は全5冊の『外国拾帖』に貼り込まれている[15-2]。慶応3年のパリ博覧会関連が第1冊と第2冊に、明治6年のウィーン博覧会関連が第3冊に、明治9年のフィラデルフィア博覧会関連が第4冊と第5冊に見出される。 刊本・自筆稿本を中心とする資料もまた、上記の「貼交帖」と内容的に並行するものであり、博物館学資料としては、内国勧業博覧会関連資料約70件(製本済みのものが多く、冊数にすれば更に多くなる)と国内外の博覧会関連資料約40件がその主なものである。内国勧業博覧会については、『明治前期産業発達資料集』(藤原正人編、明治文献資料刊行会)や『明治美術基礎資料集』(国立文化財研究所編、昭和50年)などの資料集も出版されてはいるが、田中文庫は歴史的な一次資料の集大成であると同時に、それらの保存状態が実に良く、しかも公の出版物と別に田中自らが各種の通達や規則を合綴し、製本し、必要な事項を墨書したユニークな資料体として、国立公文書館(内閣文庫)、国立国会図書館、東京国立博物館の各関連蔵書と並ぶ価値を有している。 なお、田中の経歴については文庫中の『田中芳男君七六展覽會記念誌』(大日本山林會編、大正2年)に収蔵されている「経歴談」と『田中芳男氏功績書』(小泉三男松撰、大正3年)が詳しい。近年の出版物としては村沢武夫の『近代日本を築いた田中芳男と義兼』(田中芳男義兼顕彰会、昭和53年)、みやじましげる『田中芳男伝』(同上、1983年)がある。 [凡例] 一、表記にあたっては出来る限り原文を尊重したが、現行の印字フォントに存在しない文字については当用漢字を充てた。判読不能な文字に関しては□で欠字を補った。 一、読者の便宜を考え、資料は年代順に配列した。 一、各項の末尾に附属図書館の図書登録コードを付した。 一、とくに「自筆稿本」との断りのないものはすべて刊本である。 ■宝暦明和年間物産会関連 『賓暦明和年間物産曾目録類』、自筆稿本、2巻2冊(A40-45)。 ■天保6(1835)年水谷助六先生追薦本草会関連 『乙未本草曾物品目録』、嘗百社編、天保6年、1巻1冊(T81-65)。 「本艸會嘗百社乙未三月十五日」、和紙に木版、『拾帖』、第1帙第1巻、[内容]嘗百社主催本草会の案内状。開催場所は名古屋南寺町一行院。「嘗百社記」及び「物品目録刻成」の朱印あり(A00-6010)。 ■嘉永元(1848)年修養堂薬品会関連 「藥品會」、『拾帖』、第1帙第2巻、[内容]入場札。第1帙第3巻に同一物あり(A00-6010)。 ■安政6(1859)年醫学館産物会関連 『安政六己未五月九、十日馨學舘産物曾品物録』、自筆稿本、1巻1冊(T81-207)。 ■万延元(1860)年雀巣庵吉田先生追薦博物会関連 「博物曾金石草木鳥獣魚蟲古物奇物漢洋諸舶来品」、和紙に木版、『拾帖』、第1帙第2巻、[内容]博物会(3月25日)の案内状。開催場所は七寺(A00-6010)。 ■文久元(1861)年京都山本読書室物産会関連 「盆栽乾品物産曾京都讀書室山本沈三郎」、和紙に木版藍刷、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]高山蘭山に因む物産会の案内状。主催者に榕宝錫夫の名。「水陸動植薬珍玩に拘らず凡本草関係…」(A00-6011)。 ■文久2(1862)年嘗百社本草会関連 「三月廿五日本草曾辛酉冬日」、『拾帖』、第3帙第7巻、[内容]嘗百社本草会の案内状。開催場所は旭園。「尾張嘗百社印」の朱印あり(A00-6010)。 ■文久3(1863)年醫学館薬品会関連 『醫學館藥品會物品録』、栗本瑞仙院等鑑定、自筆稿本、文久3年、2巻1冊(醫學館藥品曾品物目録畧記ニ合綴)(T81-195)。 『醫學館藥品曾品物目録畧記』、田中芳男撰並自筆、自筆稿本、文久3年、2巻1冊(T81-195)。 「醫學館藥品會」、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]入場札(A00-6011)。 ■文久3(1863)年(?)尚古会関連 「尚古曾」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]古物鑑定会(7月26日)の入場札。開催場所は「不忍池弁天別當所」(A00-6011)。 ■慶応3(1867)年パリ万国博覧会関連 「仏國博覽曾之節所採集(一、二)」、『外國拾帖』、田中芳男編、第1分冊、第2分冊、[備考]出品者身分証明書(田中の顔写真付き)(第1分冊)、入場通行証(第2分冊)等を含む(A00-6141)。 ■明治3(1870)年岸和田藩薬品会関連 「五月十三日十四日岸和田藩藥品曾」、和紙に木版墨刷、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]薬品会の案内状。開催場所は圓成寺。主催者に加藤友之の名(A00-6011)。 「同上」、『拾帖』、第3帙第8巻、[内容]案内状(A00-6010)。 ■明治4(1871)年大学南校物産会関連 「物産曾於招魂社地内」、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]物産会(5月14日より7日間開催)の入場札。(A00-6011)。 「同上」、和紙に木版、『拾帖』、第4帙第12巻、[内容]物産会の入場札。物産局印あり(A00-6010)。 「物産曾目録」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]大学南校物産会のものか定かではない。Procupine 及びbirds of paradiseの図が貼り込んである(A00-6011)。 ■明治4(1871)年竹本要斎物産会関連 「物産小集鳥獣虫魚草木金石其他中外品物」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]物産会開催の大意。開催場所は「雑司ヶ谷鬼子母神少し手前陶器所曾翠園」。後見に竹本要斎。同一のものが『拾帖』(第4帙第12巻)にもある(A00-6011)。 「同上」(英語版)、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]横浜のジャパン・ヘラルドによる欧文活版印刷。『新古大拾帖』及び『拾帖』(第4帙第12巻)にも同一のものがある(A00-6011)。 ■明治4(1871)年博物会関連 「博物會十月廿日」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]博物会開催の大意。会主は四海屋静一。後見に灌花園標堂。同一のものが『拾帖』(第4帙第12巻)にある(A00-6011)。 ■明治5(1872)年博物会関連 「博物曾動植金石書画今古中外の品物及諸件の写彩壬申正月十五日」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]博物会開催の大意。主催者は灌花園主人。開催場所は寿徳院。同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(A00-6011)。 ■明治5(1872)年竹本要斎物産会関連 「物産小會 動植金石類其他中外今古品物」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]物産会開催の大意。開催場所は「伝法院庭續地所」。同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(A00-6011)。 ■明治5(1872)年文部省博物館主催博覧会関連 「博覽會」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]博覧会開設の大意。同じ内容で「辛未九月」と「壬申正月」のものがあり、前者には朱書で「此曾延月来年となる」とある。なお、「辛未九月」の方は『拾帖』(第4帙第12巻)にもある(A00-6011)。 「同上」(案内状)、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(A00-6011)。 「同上」(預り書)、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊(A00-6011)。 「同上」(入場札)、『拾帖』、第5帙第14巻、[備考]博物館印あり(A00-6010)。 ■明治5(1872)年京都博覧会関連 「博覽曾品物」、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]京都博覽会社の出版。和英両記(A00-6011)。 「『博覧新報』」(1—8号)、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊(A00-6011)。 「博覽會品物目録 本願知恩建仁之三寺日々物品追補」(1、2号)、和紙に木版、両面刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]伊藤若冲ほかの書画、古銭、工芸品等を多数記載(BA-11)。 ■明治5(1872)年物産小会関連 「物産小曾 御出品□□明治五壬申」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]物産会への出品依頼書。開催場所は金龍山(A00-6011)。 ■明治5(1872)年博物小会関連 「博覽小會」、木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]名古屋県文明社主催博覧会(11月11日より5日間)の大意。開催場所は門前町総見寺(A00-6011)。 ■明治6(1873)年博覧会事務局主催博覧会関連 「博覽曾列品目録」、木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]「人造物部(一、二)」及び「動物之部一哺乳生物」の計3葉。「人造物部(二)」には、内田正雄出品「油画大額一面」「油画額八面」、田中出品の「油画一枚」、町田久成出品「織出シ画法朗西□波侖三世并皇后肖像一枚」などがある(A00-6011)。 ■明治6(1873)年ウィーン万国博覧会関連 「澳地利國博覽會壬申二月」、木版刷、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第2分冊、[内容]博覧会事務局から全国に向けての出品依頼状。同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(BA-13)。 「墺英兩國博覽會出品展觀之證 壬申十一月廿九日」、洋紙に活版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]博覧会事務局朱印あり。別に和英両記のものもある(A000-6011)。 三府知參事・開拓次官.各縣令參事宛て出品依頼、『拾帖』、第5帙第14巻、[備考]大隈參議、寺島外務大輔、井上大蔵大輔の名による布告。袋綴じ4頁(A00-6010)。 『澳國博覽會布告文』、1巻1冊(XB10-240)。 『澳國博覽會筆記及附圖』、明治6年、3巻3冊、[内容]筆記2巻、附図1巻を1冊に合本。「墺地利國の事、維納の事、博覽會の事、吾國此會に列らなる事、博覽會の塲所の事、諸國出品の塲所の事、鑑札の事」(巻一)、「發會の事、諸國の出品好惡風説の事、萬國檢査掛りの事、褒賞渡しの事、褒賞の事、賞牌図」(巻二)、「会場全体平面図、本館正面図、日本館列品平面図、日本館」(附図)「(XB10-239)。 『澳國博覽會報告書』、澳國博覽會事務局編、7冊に合本。35巻35冊(A90-1362)。 『澳國博覽會規則區別目録』、明治5年、1巻1冊、[内容]「太政官布告」、「物産差出方手續、諸説著シ方手續」、「ウイン府(澳地利ノ都)二於テ来一千八百七十三年博覽會ヲ催ス次第(展覽會惣督ライ子ル王族、同執事フヲンシワルツセンボルン貴族)」、「一千八百七十三年ウイン府ニ於テ催スヘキ展覽會ノ次第品物其外展覽會へ供フルモノ・場所左ノ通區別ス」、[備考]中表紙に「明治五年申五(?)月十七日□/博物局/墺地利博覽會布告」と墨書(XB10-317)。 『澳國博覽會出品寫眞帖』、一帖(XB10-296)。 『博覽會見聞録(卷之一、卷之五、卷之六至卷之十一、卷之十四上)』、明治7年、7冊(XB10-314)。 『博覽會見聞録端本』、明治7年、7冊(複本6249)。 『博覽會見聞録別記』、近藤眞琴撰、1巻1冊(YA-100)。「オーストリア博之節所採集」、『外國拾帖』、田中芳男編、第3分冊(A00-6141)。 『澳國博覽會出品盆栽寫眞帖』、田中芳男編、明治22年、1帖(YB20-534)。 ■明治7(1874)年(?)京都博覧会関連 「質問書」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治7年3月。京都博覧会社審査品評掛(A00-6011)。 ■明治7(1874)年石川県博覧会関連 石川県博覧会開催の大意、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治7年4月。開催場所は金沢兼六園(A00-6011)。 「同上」、『拾帖』、第5帙第14巻、[備考]博覧会執事局の主催となっている(A00-6010)。 ■明治7(1874)年博覧会事務局主催書画展関連 「新古書畫展観 昌平坂聖堂」、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]書画展(明治7年3月)開催の大意。洋画を含む(A00-6011)。 「聖堂明治七年五月一日ヨリ書畫大展觀目録(一、二)」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]主催者は目録第1号が昌平坂博物館、第2号が博覧会事務局となっている(A00-6011)。 ■明治7(1874)年博覧会事務局主催博覧会関連博覧会開催の大意、明治7年2月、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(A00-6011)。 博覧会告知、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]同一のものが『拾帖』(第5帙第14巻)にある(A00-6011)。 「舶来品陳列目録(一—四)」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]明治7年宮内省、外務省、開成学校、町田久成、蜷川式胤、近藤真琴、田中、鹽田真等の出品物リスト。「明治七年五月廿一日ヨリ廿日間東京山下門内博物館ニ於テ」とある。[備考]自筆朱書あり。なお第2号から4号(出品番号109から426)までは『多識帖』(第2分冊)にもある(A00-6011)。 ■明治7(1874)年高遠博覧会関連 「高遠博覽會規則」、和紙に木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治7年7月。主催は筑摩県管下高遠博覧会社。開催場所は高遠満光寺(A00-6011)。 ■明治7(1874)年木曽福島博覧会関連 「木曾福嶋博覽會規則」、和紙に活版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治7年7月。主催は福嶋博覧会社。開催場所は興禅寺(A00-6011)。 ■明治7(1874)年(?)遊郭博覧会関連 「遊郭博覽會」、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]入場札、[備考]新吉原茶屋中朱印あり(A00-6011)。 ■明治9(1876)年フィラデルフィア万国博覧会関連 『米國博覽會區分目録出品概則出品者心得』、田中芳男編、1巻1冊、[内容]「區分目録」、「出品概則」、「出品者心得」、「賣店規則」、「渡航出品人心得規則」、「出張官員心得」、「旅行案内」、[備考]区分目録以外は明治7年、8年に博覧会事務局より刊行(XB10-330)。『米國博覽會報告文譯』、自筆稿本、1巻1冊(XB10-246)。『米國博覽會報告書(第一至第六)』、米國博覽會事務局編、明治9—10年、6冊(XB10-230)。 『米國博覽會事務雑記』、自筆稿本、1巻1冊、[備考]「千八百七十六年合衆國百年期萬國博覧会」、「各國各區出品人ノ數褒賞所得ノ數并ニ比較總計表」を含む(XB10-287)。 『米國博覽會農務局列品解説』、内務省勧農局譯編、明治11年、1巻1冊(XA10407)。 『一千八百七十六年費府博覽會分類略表」、1帖(XB10-250)。 「米國博覽會節之所採集」、『外國拾帖』、田中芳男編、第4分冊、第5分冊、[備考]博覧会会場、美術館。本館等の図版を多数含む(A00-6141)。 「米國ヒラデルヒア府博覽會」、和紙に木版、『多識帖』、田中芳男編明治21—22年、第2分冊、[内容]全国への出品依頼書。[備考]明治7年12月博覧会事務局(BA-13)。 ■明治9(1876)年メルボルン府博覧会関連 『赴豪洲厘府博覧會紀行』、橋本正人撰、明治9年、2巻2冊(XB10-222)。 ■明治9(1876)年大阪博物場関連 「大会陳列品目(一—七)」、和紙に活版、片面刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]天産物から美術工芸品までを記載。定価1銭3厘(BA-11)。 ■明治10(1877)年第1回内国勧業博覧会関連 『明治十年内國觀業博覽會規則帖』、田中芳男編、明治9年、1巻1冊、[内容]「内國勧業博覽會(施行)規則」、内國觀業博覽會出品規則」、「内國觀業博覽會附属売物店規則」、「内國觀業博覽會出品者心得」(以上は明治9年8月9日大久保利通布達甲第三一號諸規則)、「内國觀業博覽會地方官心得」、「内國觀業博覽會區分目録」(明治9年10月20日)及び「附録」、「出品解説書式」(明治9年10月)、「出品目録凡例」、「附属売物店地所割概則」、「審査官職制」、「御巡覧之御次第」、[備考]「売物店目録凡例」中に「内国勧業博覧会御開設経費預算一目概評」(明治9年9月会計係)、賞牌授與式配置図、売店配置図あり(XB10-272)。 『明治十年内國觀業博覽會出品目録』、内国勧業博覧会事務局編、明治10年8月、9巻9冊を4冊に合本、[内容]内訳は各省庁・府県別目録上・中・下3冊及び上記付巻2冊、区分目録3冊及び上記付巻1冊。第1巻(上巻)「官庁(内務省、大蔵省、文部省、工部省、海軍省、開拓使)及び東京府」、第2巻(中巻)「京都府、大阪府他十二県」、第3巻(下巻)「二十二県と琉球藩」、第4巻(追加)「自内務省至琉球藩」、第5巻(追加及正誤)「自内務省至琉球藩」、第6巻「第一区鉱業治金術」、第7巻「第二区製造物、第三区美術、第四区機械」、第8巻「第五区農業、第六区園芸」、第9巻(追加)「自第一区至第六区」(XB10-219)。 『明治十年内國觀業博覽會出品解説』、内国勧業博覧会事務局編、明治11年、17巻17冊を5冊に合本、[内容]第1巻「第一区鉱業治金」、第2巻から第8巻「第二区製品」、第9巻「第三区美術」、第10巻から第11巻「第四区機械」、第12巻から第16巻「第五区農業」、第17巻「第六区園芸」、第11第4巻合本1冊、第5—8巻合本1冊、第9—11巻合本1冊、第12—14巻合本1冊、第13—17巻合本1冊、第11巻は銅版図版のみで、これらの番号は第10巻の内容に対応(XB10-229)。 『明治十年内國觀業博覽會塲案内』、内国勧業博覧会事務局編、明治10年、1巻1冊、[内容]「觀者注意、博覽會要則、通行札、物品區類分解、曾塲諸舘建築概況並圖(東本舘・西本舘・美術舘並圖・機械舘・農業舘・動物館・園藝館)、觀者の出入ロ並に歴覽の便宜、列品概況、噴水器、轉風車、五角堂、六窓庵、小歇所、賣物店、賞牌並圖、附録(東京に在る有益の場所)」、表紙見返に全体鳥瞰図(銅版)、会場全体平面図(銅版に木版彩色)、美術館正面図(銅版)、賞牌図(銅版)あり(XB10-289)。 『明治十年内國觀業博覽會塲案内』、内国勧業博覧会事務局編、明治10年、1巻1冊、[内容]「第一博覽會要則」、「第二博覽會通行札」、「第三博覽會會塲諸舘建築景况(東本館・西本館・美術館并圖・機械館・農業館・動物館・園藝館)」、「第四(姑く之を除く)」、「第五 物品區類分解」、「第六 舘内列品位置順序并圖」、「第七列品概况」、「第八 六窓庵」、「第九 五角堂」、「第十 塲内小□所」、「第十一 博覽會附属売物店」、「第十二 賞牌并圖」、附録「東京なる有益の場所」、全体鳥瞰図(見開き)、美術館図、会場平面図(XB10-269)。 『明治十年内國觀業博覽會賞牌褒状授與人名録』、明治10年、1巻1冊(XB10-232)。 『明治十年内國觀業博覽會審査評語』、明治10年、2巻2冊、[内容]「官庁出品の部(第1区から第6区)」「人民出品の部(第1区から第2区)」(上巻)、「人民出品の部(第3区から第6区)」(下巻)(XB20-227)。 『明治十年内國觀業博覽會報告書嵌』、ゴッドフレッド・ワグネル等選、明治10-11年、5巻5冊、[内容]「第二区、三区及び第五区に関する報告」(巻一)、「機械に関する製品」(銅版図版付)(巻二)、「化学製品」(巻三)、「陶磁・蒔絵・繍綵」(銅版図版付、蒔絵意匠に彩色)(巻四)、「農業についての報告」(巻五)(XB10-236)。 『明治十年内國勧業博覧會出品目録』(第5区と第6区)、内国勧業博覧会事務局編、明治10年、1冊(複本5612)。 「内国勧業博覽會 右来明治十年三月十五日ヨリ東京府下上野公園ニ於テ開設候事 明治九年七月内国勧業博覽會事務局」、和紙に木版、1枚刷、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第2分冊、[備考]「三月十五日」及び「七(月)」の部分が朱書でそれぞれ「八月二十一日ト改」及び「九(月)」と訂正されている(BA-13)。 うちわ絵(風月堂)、和紙に木版で多色刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]「明治十年上野公園内博覽會塲外二開設」の附記(BA-13)。 ■明治11(1878)年パリ万国博覧会関連 『明治十一年佛蘭西巴里府萬國大博覽會報告書及附録』、仏国博覧会事務局編、明治12年3月、5巻5冊を1冊に合本、[内容]内訳は報告書3冊及び附録2冊。報告書第1篇(博覽會總論)「博覽會開設之事、會場之建築及區分之事、開塲之事、會塲出入之事、審査之事、賞牌授與式之事、古器物列品塲之事」、報告書第二篇(日本部)「事務官之事、出品人及出品之事、費用之事、事務處分之事、列品塲之事、出版物之事、物品ノ審査並評論之事、餘論」、報告書第三篇(外國部)、(附録第一)会場全体鳥瞰図、会場全体平面図、本館日本部陳列場平面図、各種一覧表(ロンドン、パリ、ウィーン、フィラデルフィア万博の比較、区別出品人総数、月毎の通券売上高、各国賞牌比較、日本からの受賞者一覧)、(附録第2)「仏蘭西農商務省職制一斑 附決算表」、前文に「農商務省/此省ハ惣テ農商務二關スル諸般ノ事務、及ヒ山林、製作、農エノ統計、衛生、發明證書、内外博覧覽會ノ事務ヲ管理ス/省中ノ局課職員等左ノ如シ」とあり、以下省内の各部局、管轄施設などの説明(XB10-234)。 『明治十一年佛國大博覽會諸規則』、1巻1冊(XB10-276)。 『明治十一年佛國博覽會出品目録』、1巻1冊(XB10-268)。 『一千八百七十八年巴里萬國大博覽會日本出品評』、小野清照抄譯、安威信校、明治17年、1巻1冊(XB10-294)。「佛蘭西巴里萬國博覽會」、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第2分冊、[内容]出品物の目録提出の依頼。明治10年4月。仏国博覧会事務局(BA-13)。 「明治十一年佛國大博覽會場圖(PLAN COMPLET DE L’EXPOSITION UNIVERSAIRE ET INTERNALE DE 1878)」、多色刷、『外国拾帖』(第2分冊)、[備考]「吉田健作」の名あり。 ■明治11(1878)年名古屋博覧会関連 『名古屋博覽會出品目録、全賞牌授與審査薦告評語』、明治11年、2巻1冊(XB10-233)。 『名古屋博覽會出品審査係職制及條例』、1巻1冊(XB10-278)。 『明治十一年愛知懸官設博覽會景況報告書』、明治11年、2巻1冊(XB10-233)。 うちわ錦絵(愛知縣下博物館圖明治十二年四月十日御届)、『拾帖』、第6帙第16巻、[備考]「圖画 小田切春江」の附記あり(A00-6010)。 ■明治11(1878)年温知会主催物産会関連 「温知會告知」、洋紙に活版、『拾帖』、第6帙第16巻、[内容]物産会(10月)の案内状。「洋漢の植物…動鉱物…」(A00-6010)。 ■明治11(1878)年三重県博覧会関連 『三重懸物産博覽會出品目録』、明治11年、4巻1冊(XB10-238)。 ■明治12(1879)年長崎博覧会関連 『長崎博覧會列品目録』、明治12年、2巻2冊(XB10-237)。 ■明治12(1879)年シドニー府博覧会関連 『明治十二年豪洲悉徳尼府萬國博覽會報告書』、明治12年、1巻1冊(XB10-301)。 ■明治13(1880)年三重博覧会関連 『三重博覽會出品目録』、三重博覽會社編、明治13年、1巻1冊(XB10-243)。 ■明治13(1880)年宮城県博覧会関連 『明治十三年宮城懸博覽會出品目録(附録共)』、宮城懸勧業課編、明治13年、1巻1冊(XB10-258)。 ■明治14(1881)年第2回内国勧業博覧会関連 『第二回内國勧業博覽會布達』、1巻1冊、[内容]「地方官心得」、「出品者心得」、「賣店規則」、「博覽會事項ニ付諭言」(出品、陳列の管理について)、「乙第二號」(會塲建物及出品陳列位置他など。図版付)、「使府縣委員協議ノ條件」、「出品付札、略札」、「賣物店開設人心得書」、「出品説明書式」、「使府縣委員心得」、「出品課事務官補心得」、「開・閉塲式順序」(人員配置図付)、会場配置予定図、未綴の各種図版(本館(第1館から第4館)拡大図、「美術館階下之図」、「門衛取締及門衛心得書」、「荷物輸送心得並出品人渡航心得書」(2色刷))、式配置図、[備考]『審査関係規則類其外』が合本、[内容]「博覽會規則」、「區分目録」、「區分目録」、「規則追加」、「審査條例」、「審査内規」、「審査條例追加」、「褒賞授與式」(式配置図付)、審査官心得書など(手写)(XB10-270)。 『第二回内國觀業博覽會出品目録』、内国勧業博覧会事務局編、明治14年、18巻18冊を4冊に合本、[内容]第1区から第6区までの各目録が「第一篇」、各区2部ずつの補足が「第二篇」及び「第三篇」とされる(XB10-303)。 『第二回勧業博覧會出品説明書』、片山直人筆記、1巻1冊、[内容]山林局の出品説明(「根抜器械雛形二個、木材浮送具雛形、鉄道の架材雛形、木道運搬具、扁柏縄及槇肌、松脂採集雛形等」)(XA40-116)。 『第二回勧業博覽會出品説明書』、片山直人筆記、1巻1冊(複本5648)。 『第二内博列品説明類聚』、明治14年、自筆稿本、1巻1冊、[内容]生糸、蚕糸、小麦、機械、制蟲剤、干物、珈琲糖、踏水車、菓子、漬物、茶、味噌、油等、列品物に関する説明の手写。[備考]「内国勧業博覧会事務局」の文字入榿色罫線紙を使用(XB10-211)。 『第二回内國勧業博覧會衛生局出品解説』、内務省衛生局編、明治14年、1巻1冊(XB10-257)。 『第二回内國勧業博覧會害蟲図解説及附』、煉木喜三撰、明治14年、1巻1冊(XA10-247)。 『第二回内國觀業博覽會出品一覧略表』、中西吉信編、明治14年2月19日、1帖、会場全体平面図、第2回内国勧業博覧会前面略図(2色摺銅版)(XB10-247)。 『第二回内國觀業博覽會出品解説略』、北海道開拓使撰、明治14年4月、1巻1冊、[内容]北海道産列品物に関する説明(XB10-338)。 『増補訂正内國觀業博覽會列品訳』、農商務省博覧会掛編、明治18年、1巻1冊、[内容]出品解説用語の英訳語一覧表(XB10-248)。 『第二回内國勧業博覽會列品圖録』、佐々木信之助編、明治14年、2巻2綴、[備考]『明治十四年第二回内國觀業博覽會獨案内』(山本義俊編、明治15年5月)と合本。『第二回内國觀業博覽會列品圖録一』(XB10-335)もこれと同一であるが、表紙は薄黄色で、彩色された薄紙表紙は付いていない。逆にこちらには「巌谷」某氏による序文があり、巻末には全体会場図が綴じ込んである(XB10-218)。 『第二回内國觀業博覽會列品圖録一』、佐々木信之助編、明治14年、1冊(XB10-335)。 『第二回内國觀業博覽會獨案内』、山本義俊編、明治14年5月、1巻1冊、[内容]山本の私的な博覧会見聞録。各館平面図、正面図、各館詳細平面図、全体平面図(後補彩)あり(XB10-218/XB10-262)。 『第二回明治十四年内國觀業博覽會場案内』、内国勧業博覧会事務局編、明治14年、1巻1冊、[内容]「觀者注意、博覽會要則、通行札、觀者の出入口並に歴覽の便宜、會場諸館建築概况(本館(自第一館至第五館)、美術館、機械館(自第一館至第二館)、農業館(自第一館至第四館)、動物館、園藝館)、出品區類分解、列品概況(時計台、茶室)、庭園の概況、休憩所、売物店、附録(東京府下並び府外近傍所在有益の場所)、各館並びに時計台の圖、物品区類分解の圖」(XB10-273)。 『第二回内國觀業博覽會場獨案内』、赤塚錦三郎編、明治14年3月6日、1巻1冊、[内容]「縱覽人の心得、會場諸舘の景况、諸舘の構造、通行札、動物舗の日數、陳列品の區分、電信分局、水道、消防隊分遣、出入門、額面の筆者、各舘の位置、五角堂、草蔓堂、六窓庵、茶店、飲食店、附屬賣物店、噴水器、瓦斯灯、時辰器臺、醫員詰所」、美術館正面及び噴水図(表紙銅版)、会場全体平面図あり(XB10-281)。 『第二回内國觀業博覽會日々雑誌(第二號)』、開擴社編、明治14年3月3日、1冊、[内容]社章、雑報、寄書、売買約定書、広告、売店近辺景観図、牛肉缶詰(八丈島産)、京都名産会社売店広告(XB10-326)。 『第二回内國觀業博覽會褒賞授與人名表』、内国勧業博覧会事務局編、明治14年、2巻2冊(XB10-285)。 『第二回明治十四年内國觀業博覽會審査評語』、内国勧業博覧会事務局編、明治15年1月15日、2巻2冊、[内容]上巻には第1区(全3類)、第2区(全18類)、下巻には第3区(全4類)、第4区(全10類)、第5区(全11類)、第6区(全1類)(XB10-231)。 『第二回内國觀業博覽會報告書(端本)』、農商務省博覧会掛編、明治16年5月11日、9冊を2冊に合本、第3分冊(第2区)の巻末に45点の石版図版(「第二類焼窯製品」(第1図から第35図)、「第五類金属製品」(第36図と第37図)、「第六類漆器」(第38図から第45図)、「第九類動植鉱物ノ雑工品」(第41図と第42図)、「第十類糸及び織物」(第43図から第45図))あり。第5区には石版・銅版図版が比較的多い、[備考]報告書附録の目次(「一千八百八十一年内国勧業博覧会報告書目次」)は、第1章「一千八百八十一年並一千八百七十七年博覧会比較論、民業改進ノ概況」、第2章「農エノ勧奨ニ関スル日本ノ特情」、第3章「博覧会各区類ニ係ル評説論議」、第4章「総論」。事務報告書の主な内容は、「事務ノ概略、開塲式、褒賞授與式、閉塲式、行幸行啓、職制、事務取扱規則各課□當概則」、また、内国勧業博覧会事務局人名表、内国勧業博覧会審査部人名表、説明書式、賞牌図、各館400分の1図及び平面詳細図、「第二回内国勧業博覧会事務局員へ賜與ノ銀銅牌」、「第二回内国勧業博覧会役員章標」、「本会詰巡査章標」、「本会通弁官□門衛取締ノ者帽子」、「本会事務局出品課附属帽子」、「門衛者帽子」、「本会列品場建札」、特別通行札、各種鑑札、縦覧札、薦告文(賞状)などの各種図表がある(XB10-306)。 『第二回内國勧業博覧會報告書(端本)』、明治16年、9冊(複本6253)。 ■明治16(1883)年水産博覧会関連 『水産博覧會規則』、田中芳男編、1巻1冊(XA50-167)。 『明治十六年水産博覽會』、田中芳男編、1巻1冊(XA50-168)。 『明治十六年水産博覽會出品水産物海外販路□附説略』、農商務省商務局編、明治16年、1巻1冊(XA50-131)。 『水産博覽會獨案内』、村上奉一編、明治16年、1巻1冊(XA50-140)。 『水産博覽會獨案内』、村上奉一編、明治16年、1巻1冊(水産解説摘要ニ合綴)(XA50-142)。 『水産博覽會報告事務顛末ノ部』、農商務省農務局編、明治16年、1冊(XA50-130)。 『水産博覽會報告事務顛末之部』、農商務省農務局編、明治16年、2部2冊(複本6233)。 『水産博覽會褒賞授與人名録』、水産博覽會事務局編、明治16年、(水産解説摘要ニ合綴)(XA50-142)。 『水産博覽會出品審査報告』、農商務省農務局編、明治17—18年、2部7冊(XA50-145)。 『水産博覽會出品審査報告』、農商務省農務局編、明治17—18年、4巻4冊(複本6243)。 『水産博覽會審査評語』、農商務省農務局編、明治17年、1巻1冊(XA50-170)。 『水産博覽會審査評語』、農商務省農務局編、明治17年、2部2冊(複本6234)。 『明治十六年水産博覽會出品鯨骨附添 紀州南牟婁郡阿田和村鯨漁業場圖』、田中芳男編並自筆、自筆稿本、1巻1冊(XA50-163)。 『共進會並水産博覽會帖』、田中芳男編、明治16年、1巻1冊(BXB-8)。 「水産博覽會出品者心得」、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第2分冊、[内容]第1条から第9条。明治15年1月。農商務省農務局(BA-13)。 「水産博覽會(錦絵)」、中島仰山画、2枚連、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第1分冊、[備考]明治16年4月7日。水産博覧会事務局。 ■交友社博物会関連 『交友社博物會出品目録(第三至一七、二八至三〇)及伊藤錦□先生招聘博物談話會列品目録』、明治16—33年、17冊(A40-50)。 ■明治17(1884)年洲本博覧会関連 『洲本博覽會列品目録』、洲本博覽會編、明治17年、1巻1冊(XB10-288)。 「博覧會廣告」、洋紙に活版、『拾帖』、第7帙第21巻、[備考]博覧会(5月11日から25日)の案内状。開催場所は厳島神社。「天造人工ヲ問ハス内外新古ヲ論セズ…」(A00-6010)。 ■明治18(1885)年樹木展覧会関連 「展覧会開設之旨趣」、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、第2分冊、[備考]明治18年1月。樹木展覧会事務所の主催。同一のものが『拾帖』(第8帙第23巻)にある(BA-13)。 ■明治13(1885)年府立大阪博物場主催博覧会関連 「出品者(廣告)」、洋紙に活版、『拾帖』、第□帙第20□巻、[内容]博覧会の広告。「専ラエ藝ノ諸品ヲ集ムル目的…」(A00-6010)。 ■明治20(1887)年イギリス万国漁業博覧会関連 『英國萬國漁業博覽會報告』、農商務省水産局訳編、明治20年、3冊(XA50-133)。 ■明治20(1887)年福岡博物展覧会関連 『福岡博物展覽會出品目録初編』、磯野七平編、明治20年、1冊(A40-41)。 ■明治22(1889)年(フランス革命百年記念)パリ万国博覧会関連『佛國大博覽會出品解説書』、前田□吉撰、明治22年、3巻3冊(XB10-286)。 ■明治23(1890)年第3回内国勧業博覧会関連 『第三回内國觀業博覽會諸規則』、田中芳男編、明治22年、1巻1冊、[内容]「第3回内国勧業博覧会副総裁(井上馨)演説」、「第3三回内国勧業博覧会審査官長(九鬼隆一)演説」、「各種規則」(総則、出品、来観、審査、褒賞)、「事務局官制」、「出品部類目録」、「出品主心得」、「審査内規」、「九鬼審査官長示諭大意書」(XB10-323)。 『第三回内國觀業博覽會出品目録』、第三回内國觀業博覽會事務局編、明治23年、9巻9冊を7冊に合本、[内容]巻1と巻2が第1部、巻3が第2部、「第3部」(巻4から巻6)、「第4部から第7部」(巻7)、「官庁の部」(巻8)、「追加」(巻9)(XB10-312)。 『第三回内國觀業博覽會参考品目録』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治23年7月7日、1巻1冊、[内容]以下の2種類に該当するものが「参考品」とされ、巨大機械などを除くすべてが参考館階上に陳列されるとある。「参考品第一部」は明治22年パリ万博に派遣された事務官が現地で収集した「室内粧飾、織物服飾器財、文房具、穀物染料ノ見本、魚介罐藏等」、「参考品第二部」は内外人の寄贈品、特別許可を与えて出品させた海外品及びその模造品で「我が生産上の参考となるべき」もの(XB10-328)。 『第三回内國觀業博覽會出品取消目録』、内国勧業博覧会事務局編、明治23年、1巻1冊(XB10-221)。 『第三回内國觀業博覽會獨案内(附録束京獨案内)』、關谷末松編、明治23年3月29日、1巻1冊、[内容]縦覽心得、陳列品部類別、会場内要辮心得、陳列品購入手續、賣物店、休息店、臨時競馬会、附録、会場図(表紙銅版)、会場全体平面図(XB10-293)。 『第三回内國觀業博覽會場案内』、内国勧業博覧会事務局編、明治23年3月25日、1巻1冊、[内容]「場外の掲示文、入場券賣捌所、手荷物の預所、荷物取扱所、各館觀覽の順序、各館の坪數、出品の部類分、總裁殿下及職員以下の章標、門衞取締監査役及門衞の章標被服、褒賞授與式の期日、褒賞の種目、出品賣買約定の手順、道廳府縣并重なる賣品の種類、休憩所飲食店手荷物預所荷物取扱所兩替店人名、臨時競馬會」、章標の図あり(XB10-279)。 『第三回内國觀業博覽會明細獨案内』、高橋定次郎撰、明治23年3月、1鋪、[内容]会場全体平面図一舗。会場図の周辺に名所図6点(両大師、清水、鐘突堂、権現、天、新阪)。裏面は「各地鐵道汽車發着時刻畧表(明治二三年一月改正)」及び蒲焼屋(農林館後ろに出店)の広告(XB10-295)。 『第三回内國觀業博覽會場畧圖』、1鋪、[内容]大型の多色摺り会場全図(XB10-315)。 『第三回内國觀業博覽會畧圖』、明治23年4月1日、1鋪、[内容]官報第23号附録の単色摺り会場全図(XB10-316)。 『第三回内國觀業博覽會區劃圖』、内国勧業博覧会事務局編、明治23年、1巻1冊、[内容]銅版単色摺り建物平面図。道府県の陳列場所、順路、建物(第1本館から第7本館、牛馬・羊・家禽舎、機械館、水産館・水族室、美術館、参考館、参考館楼上、苗木栽植場、盆栽陳列場、園芸館、農林館)の大きさが示されている(XB10-284)。 『第三回内國觀業博覽會褒賞授與人名録』、内國觀業博覽會事務局編、明治23年、[内容]1巻1冊、授賞した人数の府県別一覧表(XB10-220)。 『第三回内國勧業博覧會第三部褒賞授與人名録』、正誤記入済、1冊(XB10-260)。 『第三回内國觀業博覽會褒賞薦告文』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治23年10月20日、3巻3冊、[内容]第1部と第2部(上巻)、第3部(中巻)、第4部から第7部(下巻)(XB10-311)。 『第三回内國觀業博覽會審査報告』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治24年2月25日、7巻7冊を4冊に合本、[内容]第2—3巻合本1冊、第5—7巻合本1冊。第3部出品の各種植物(石版)、第1類出品の「唐人稗」、第2類出品の「繭九種」、各種水産物他(以上写真版)(XB10-319)。 『第三回内國觀業博覽會審査報告摘要』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治24年、1巻1冊(XB10-329)。 『第三回内國觀業博覽會事務報告』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治24年3月12日、1巻1冊、[内容]「事務功程要略、規則、審査規則、掲示、職務、儀式、建築、構内設備及取締、陳列場整理及取締、出品、褒賞、来観及入場券、売店、休憩所及手荷物預所、経費及物品出納規定、圖書類」、各館平面図(本館(第1、第2、第4)、家禽室、牛馬舎(第1から第3)、器械館、農林館、水産館、水族室、美術館、参考館、式場、奏楽堂)、会場全体平面図、各館区画図、売店区画図、各賞牌図、賞状図、入場券、各種の札、章標・被服、「美術館用」ガラス棚7種等(XB10-228)。 『第三回内國勧業博覧會褒賞薦告文(中)』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治23年、1冊(複本6242)。 『第三回内國勧業博覧曾審査報告(第3部)』、第3回内国勧業博覧会事務局編、明治24年、10部10冊(複本6237)。 ■明治26(1893)年(アメリカ発見四百年記念) シカゴ万国博覧会関連 『臨時博覽會事務局報告及附属圖』、臨時博覽會事務局編、明治28年、2巻2冊(XB10-313)。 『閣龍世界博覽會出品物解説』、自筆稿本、明治27年、1巻1冊(XA10-418)。 ■明治17(1894)年京都本草会関連 『明治27年12月1日京都本草會出品目録』、山本復一編、明治28年、1巻1冊(T81-96)。 ■明治28(1895)年第4回内国勧業博覧会関連 『第四回内國觀業博覽會 諸規則』、田中芳男装訂、明治28年、1巻1冊、[内容]「会場位置、規則、出品部類目録、審査規則、審査内規、出品人心得、鑑査規則、九鬼審査總長諭示大意」、式次第、各種通達、会場平面図、式配置図あり(XB10-223)。 『第四回内國觀業博覽會出品目録』、第4回内国勧業博覧会事務局編、明治28年3月30日、16巻16冊を8冊に合本(XB10-308)。 『第四回内國勧業博覽會審査報告(第三部)』、第四回内國勧業博覧會事務局編、明治29年、2巻2冊(複本6252)。 『第四回内國勧業博覧會出品目録』、第四回内國勧業博覧會事務局編、明治28年、6部36冊(複本6236)。 『第四回内國觀業博覽會出品解説』、札幌農学校撰、1巻1冊(XB10-412)。 『第四回内國觀業博覽會授賞人名録』、第4回内国勧業博覧会事務局編、明治28年、3部3冊、[内容]各部別、地方別の授賞人員表(XB10-309)。 『第四回内國勧業博覧會授賞人名録』、第四回内國勧業博覽會事務局編、明治28年、1巻1冊(複本6241)。 『第四回内國勧業博覧會受賞人名録(下篇)』、井出正三編、明治28年、1冊(XB10-337)。 『第四回内國觀業博覽會審査報告』、第四回勧業博覧會事務局篇、明治29年、19巻19冊を7冊に合本(XB10-339)。 『第四回内國觀業博覽會審査概況』、第4回内国勧業博覧会事務局編、明治28年8月10日、1巻1冊(XB10-320)。 『第四回内國勧業博覧會第三部審査概況』、15部15冊(複本6248)。 『第四回内國勧業博覧會第三部審査概況』、1巻1冊(XB10-336)。 『第四回内國勧業博覧會審査概況』、第四回内國勧業博覧會事務局編、明治29年、11部11冊(複本6239)。 『第四回内國觀業博覽會事務報告』、第4回内国勧業博覧会事務局編、明治29年4月20日、1巻1冊、[内容]「沿革、職制、公文、儀式、行幸啓、會場、會場内外設備及取締、出品、鑑査、審査、褒賞、賣店」、会場全体平面図(付詳細図)、各館平面図(400分の1)、断面図、噴水図、制服・鑑札・章標、飾箱、賞状・賞牌、入場券(XB10-226)。 『第四回内國勧業博覧會事務報告』、第四回内國勧業博覧會事務局編、明治29年、1巻1冊(複本5611)。 「第四回内国勧業博覽會受賞人名録」、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]明治28年7月14日。県別・褒賞別の構成(BA-11)。 「博覽會誌 第壹号」、和紙に活版、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[内容]博覧会の組織・部類・出品・来館・褒賞等に関する規則、博覧会誌発行の主意、県の出品状況についてなど、全10頁(BA-11)。 「第四回内国勧業博覽會場案内記」、洋紙に銅版、片面刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]袋付き(BA-11)。 「第四回内国勧業博覽會場図」各種、石版・銅版・木版、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]良質の図版多数あり(BA-11)。 ■明治29(1896)年第2回水産博覧会 『第二回水産博覽會に對する意見』、大日本水産會事務所編、明治29年、1巻1冊(XA50-138)。 『第二回水産博覽會に対する意見』、大日本水産會事務所、明治29年(複本5615)。 『第二回水産博覽會諸規則 第一號』、第二回水産博覽會事務局編、明治29年、1冊(XA50-127)。 『第二回水産博覽會出品上の注意』、第二回水産博覽會事務局編、明治29年、1巻1冊(XA50-135)。 『第二回水産博覽會出品目録 第一、二冊及補正』、第二回水産博覽會事務局編、明治29年、1巻1冊(XA50-143)。 『第二回水産博覽會官廳出品目録』、第二回水産博覽會事務局編、明治30年、1巻1冊(XA50-137)。 『第二回水産博覽會評議員田中芳男 第二回水産博覽會出品奨勵ニ係ル演説』、田中芳男撰、明治30年、1巻1冊(XA50-134)。 『第二回水産博覽會諸規則集』、第二回水産博覽會事務局編、明治30年、3巻3冊(XA50-128)。 『第二回水産博覽會審査概評』、第二回水産博覽會事務局編、明治30年、1巻1冊(XA50-136)。 『第二回水産博覽會誌 第一至一〇號及第二回水産博覽會誌臨時刊行水族館案内』、明治30年、11冊(XA50-165)。 『第二回水産博覽會誌 第一、三、五號』、明治30年、2冊(複本6247)。 『第二回水産博覽會審査報告』、農商務省水産局編、明治31—32年、7冊(XA50-164)。 『第二回水産博覽會褒賞人名録』、第二回水産博覽會事務局編、明治31年、1巻1冊(明治雑誌記念文庫)。 『第二回水産博覽會附属水族館報告』、第二回水産博覽會事務局編、明治31年、1巻1冊(XA50-141)。 『第二回水産博覽會事務報告』、第二回水産博覽會事務局編、明治31年、1巻1冊(XA50-147)。 「第二回水産博覽會褒賞授與式次第及び式場図」、『明治三十年神戸市第二回水産博覽會夫ヨリ伊勢ニ至ルマデ 拾印刷雑帖』、田中芳男編、明治31年、1巻1冊(A00-6013)。 「第二回水産博覽會開会式次第及び式場図」、『明治三十年神戸市第二回水産博覽會夫ヨリ伊勢ニ至ルマデ 拾印刷雑帖』、田中芳男編、明治31年、1巻1冊(A00-6013)。 「第二回水産博覽會閉会式次第及び式場図」、『明治三十年神戸市第二回水産博覽會夫ヨリ伊勢ニ至ルマデ 拾印刷雑帖』、田中芳男編、明治31年、1巻1冊(A00-6013)。 「博覽會で使用された印判影」、『明治三十年神戸市第二回水産博覽會夫ヨリ伊勢ニ至ルマデ 拾印刷雑帖』、田中芳男編、明治31年、1巻1冊(A00-6013)。 ■明治31(1898)年ノルウェー万国漁業博覧会関連 『千八百九十八年諾威萬國漁業博覽會報告」、大日本水産會編、明治33年、1巻1冊(XA50-162)。 ■明治31(1898)年ウィーン万国博覧会記念展覧会関連 「澳國博覽會記念展覽會開設趣意書」、『明治三十年神戸市第二回水産博覽會夫ヨリ伊勢ニ至ルマデ 拾印刷雜帖』、田中芳男編、明治31年、1巻1冊、[内容]明治6年のウィーン万博参加25周年を記念した展覧会。明治30年(A00-6013)。 『澳國博覽會渡航者親睦會記事』、澳國博覽會記念展覧会記事、明治32年、1巻1冊(XB10-266)。 ■明治33(1900)年パリ万国博覧会関連 『千九百年巴里萬國博覽會布告及諸規則制定理由書』、臨時博覽會事務局編、明治30年、1巻1冊(XB10-253)。 『明治三十三年巴里萬國大博覽會出品規則』、臨時博覽會事務局編、明治31年、2巻1冊(XB10-254)。 『明治三十三年巴里萬國大博覽會出品規則及書規程』、臨時博覽會事務局編、明治31年、2巻1冊(XB10-254)。 『千九百年巴里萬國博覽會臨時博覧会事務局報告』、明治35年、2巻2冊(XB10-304)。 『千九百年巴里萬國大博覽會報告』、農商務省編、明治35年、3冊(XB10-310)。 ■明治36(1903)年第5回内国勧業博覧会関連 『明治三十六年第五回内國觀業博覽會』、田中芳男編、刊本・自筆稿本、1巻1冊、[内容]「第五回内國觀業博覽會規則」、「第五回内國觀業博覽會出品部類目録」、「第五回内國觀業博覽會出品部類目録細目」、「第五回内國觀業博覽會山林部ノ施設ニ関スル建議書」(明治33年2月22日)、「參考書」、「第五回内國觀業博覽會參考舘規則(農商務省告示第一三九號)」、「第五回内國觀業博覽會諸規則類」、「第五回内國觀業博覽會(東洋學藝雜誌第二百四十五號抜刷)」、「第五回内國觀業博覽會審査規則(明治35年3月5日農商務省告示第三四號)」、[備考]手写資料として、「第五回内國觀業博覽會事務局官制」(明治33年勅令第256号)、「第五回内國觀業博覽會分課規程」(明治33年6月18日決定)、「第五回内國勧業博覽會職制」(明治34年3月4日決定)、「第五回内國觀業博覽會第十部出品鑑査規則左ノ通相定ム、明治三十五年三月五日大臣男爵平田東助」(農商務省告示第三十三号□)、「明治三十五年三月五日第五回内國觀業博覽會審査規則」(農商務省告示第34号)、「明治三十五年三月五日第五回内國觀業博覽會參考館出品調査規則」(農商務省告示第35号)、「審査部長會議決議事項」、「第五回内國觀業博覽會出品ニ関スル件」、「建議書」、「第五回内國觀業博覽會必要事項、審査所ノ件、審査所ノ組織方針ニ関スル件」(XB10-322)。 『第五回内國觀業博覽會審査手続』、1巻1冊、[内容]出品物の審査に関する規定全24條及び審査官用の各種書式(着手、結了、通知復報書等)(XB10-334)。 『第五回内國勧業博覽會審査手続』、38部38冊(複本6254)。 『第五回内國觀業博覽會規則』、3部3冊、[内容]第1章「總則」、第2章「出品」、第3章「觀覽」、第4章「審査」、第5章「褒賞」、[備考]3冊とも同じ冊子であるが、第2冊と第3冊には表紙に「調査員報告」の朱書があり、本文にも朱で追加・訂正・削除がなされている。両冊の校正内容は全く同一で、手のみが異なる(XB10-321)。 『第五回内國觀業博覽會諸規程』、1巻1冊、[内容]「第五囘内國觀業博覽會規則」、「第五囘内國觀業博覽會出品部類目録」、「類別ノ下ニ府縣別ヲ用ヒテ陳列スヘキ出品ノ件」、「鉅重ノ機械出品ニ對シ運賃補助ノ件」、「第五同内國觀業博覽會出品人心得」、「參考舘規則」、「第五同内國觀業博覽會參考舘出品調査規則」、「參考舘出品人心得」、「第五同内國觀業博覽會出品人注意事項」、「第五囘内國觀業博覽會審査規則」、「第五囘内國觀業博覽會審査内規」、「第五囘内國觀業博覽會第十部出品鑑査規則」、「第五囘内國觀業博覽會出品事務規定」、「第五囘内國觀業博覽會地方事務員ノ件」、「第五囘内國觀業博覽會地方事務員心得」、「運賃割引ノ件」(XB10-324)。 『第五回内國勧業博覧會諸規程』、1巻1冊(複本6240)。『第五回内國勧業博覧會諸規則類』、1巻1冊、[内容]『明治三十六年第五回内國觀業博覽會』と全く同じ。ただし「開設主旨」の送り仮名に校正跡あり(XB10-325)。 『第五回内國勧業博覧會諸規則類』、13部13冊(複本6255)。 『第五回内國觀業博覽會處務提要』、1巻1冊、[内容]「第五囘内國觀業博覽會事務局官制」、「第五囘内國觀業博覽會事務局職員懲戒ニ關スル件」、第五囘内國觀業博覽會事務局に関して六項目、以下は『第五回内國觀業博覽會諸規程』と同じ(XB10-333)。 『第五回内國勧業博覧會處務提要』、1巻1冊(複本6250)。 『第五回内國觀業博覽會出品部類目録』、1巻1冊、[備考]実際の出品目録とかなり様子が異なることから、もっとも早い段階の目録あるいは目録の素案と思われる(XB10-340)。 『第五回内國勧業博覽會出品目録』、第五回内國勧業博覽會事務局編、明治36年、49巻49冊(複本6235)。 『第五回内國勧業博覧會出品部類目録細目』、1巻1冊、[内容]『明治三十六年第五回内國觀業博覽會』の目録細目と同じ(XB10-332)。 『第五回内國勧業博覧會出品部類目録細目』、7部7冊(複本6251)。 『第五回内國觀業博覽會出品目録』、第五回内国勧業博覧会事務局編、明治36年、18部123冊を11冊に合本、[内容]合本されている11冊のうち、第7巻以降の内訳は以下の通り。第5部(化学工業)別舘、第6部(染織工業)第1、第2(巻7)、第6部第3から第5(巻8)、第6部別舘、第7部(製作工業)第1から第3(巻9)、第7部第4、第5、別舘、第8部(機械舘)(巻10)、第8部(通運舘)、第9部(教育・学術・衛生及び経済)、第10部(美術及美術工藝)、壹灣舘、參考舘他(巻11)(XB10-300)。 『第五回内國勧業博覧會出品目録和蘭陀領印度』、Du Mosch,H.Rud.編、明治36年、1巻1冊、[内容]インドの物産(農作物)紹介及び出品目録(第1類から第5類に該当)。人口や政治など、国に関する説明もある、[備考]日英2カ国語併記のため両開きの体裁をとる(XB10-302)。 『第五回内國勧業博覽會出品物説明書』、農商務省農事試験場撰、明治36年、1巻1冊(XA10-426)。 『第五回内國勧業博覧會出品物説明書』、農商務省農事試験場撰、明治36年、1巻1冊(複本5616)。 『第五回内國觀業博覽會重要物産案内』、國光社編、明治36年、1巻1冊、[内容]「凡例、第五回内國觀業博覽會概況、緒言、序説、内國觀業博覧會の沿革、第五回内國觀業博覽會の組織、前回博覽會との比較、第一舘工業舘、第二舘教育舘、第三舘農業舘(附動物舘)、第四舘林業舘、第五舘水産館、第六舘通運舘、第七舘機械館、第八舘参考舘、第九舘美術館、第十舘體育舘、第十一舘臺灣舘」、会場全体平面図(藍摺り銅版)、農業館、林業館、水産館、工業各館の詳細平面図(以上銅版と石版)、正門、大通路、美術館、楊柳観音の坐像、工業館、機械館と参考館、通運館、台湾(臺灣)館、東京府売店、愛知県売店、水族館前立像、水族館庭園(以上写真版)、[備考]広告頁多数あり(XB10-224)。 『第五回内國觀業博覽會案内記』、富田義忠編、明治36年、1巻1冊、[内容]「案内記」、「博覽會見物ノ注意」、商品及び日出軒瑚排店(博覧会場内)の宣伝、会場正面入口図(表紙石版)、商品リスト、珈琲店図(以上石版)、各種広告(石版と銅版)、菓子券(1円分)、「菓子唱歌」(貴族院議員從三位勲二等田中芳男君作歌)、鉄道時刻表、会場全体烏轍図(二色摺り銅版)、[備考]名古屋市栄町の菓子商「日出軒」の出版した冊子(非売品)(XB10-291)。 『第五回内國觀業博覽會授賞人名録』、第五回内国勧業博覧会事務局編、明治36年、1巻1冊、[内容]「審査關係職員、各部別授賞人員表、第四回・第五回各部別出品数比較増減並割合一覽表、授賞者索引表」、[備考]巻末の見開きに文書課長山高信雄が審査部長田中芳男に宛てた書簡あり(XB10-241)。 『第五回内國勧業博覧會授賞人名表』、1巻1冊(XB10-216)。 『第五回内國觀業博覽會審査報告』、第五回内国勧業博覧会事務局編、明治37年、34巻34冊(XB10-305)。 『第五回内國勧業博覧會審査報告』、第五回内國勧業博覧會事務局編、明治37年、3部35冊(複本6238)。 『第五回内國觀業博覽會出品審査概況』、第五回内国勧業博覧会事務局編、明治36年、1巻1冊(XB10-331)。 『第五回内國觀業博覽會事務報告』、明治37年、2巻2冊、[内容]目次全30章に水族館関係10章を加える。主な項目は「総説、事務局ノ組織、博覽會規則及出品部類目録、土地及建築、出品、鑑査及審査、褒賞及謝状」(上巻)、「儀式、觀覽、夜間開場、構内設備、賣店、建築物ノ處分、公文及圖書、各地方廳ノ施設及經費、水族館」(下巻)、会場全体平面図、各館、会場景観他(写真版)、[備考]下巻の裏表紙見返しに「第五回内國勧業博覧會事務報告壱部別便ヲ以テ御送付候条御査□有之度比□及御通知候也 明治三十七年八月廿五日農商務省」の墨書紙添付(XB10-215)。 『第五回内國勧業博覽會堺水族館圖解』、堺水族館事務局編、明治36年、1巻1冊(XA50-81)。 「第五回内國勧業博覽會案内圖」、両面2色刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]堺水族館鳥瞰図を含む(BA-11)。 「同上」、片面多色刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊(BA-11)。 「同上」、片面多色刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]写真版を含む(BA-11)。 「喫茶會建物庭園略圖」、片面手彩色、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]建築立面図を含む(BA-11)。 「堺水族館イルミネーション」、和紙に木版、赤黒2色刷、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]「四月十六日ヨリ毎夜電灯ヲ点ス」とある(BA-11)。 ■明治37(1904)年セントルイス万国博覧会関連 『聖路易萬國博覽會本邦参同事業報告(第一、二編)』、農商務省編、明治38年、2冊(XB10-217)。 ■明治45(1912)年日英博覧会関連 『日英博覽會事務局事務報告(上卷)』、農商務省編、明治45年、1冊(XB10-213)。 ■その他 書籍館設江にあたっての献本依頼書、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治5年(壬申)6月。文部省博物局(A00-6011)。 書籍館書冊借覧規則、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]明治5年6月。文部省博物局(A00-6011)。 『博物館動物圖』、田中芳男等記服部雪齋・中島仰山畫田中芳男編、明治5—10年、1巻1冊(T86-93)。 『博物館書目國典漢籍』、内務省博物局編、明治11年、3冊(A40-24)。 『博物學寫眞圖』、中島仰山等自筆書、自筆稿本、明治11至22輯年、1巻1冊(A00-5839)。 『工藝志料』、黒川眞頼編、明治11年、7巻2冊(XB20-35)。 『教育博物館案内及教育博物館規則』、教育博物館編、明治12年、明治14年、2巻2冊(A40-48)。 『博物館分類一覧表』(明治12年及び明治15年)、明治12年、明治15年、2鋪(SA-42)。 『博物館書目解題略(正卷一至卷五)』、村山接軒編土岐政孝校、明治13年(A10-404)。 『觀古美術會聚英』、内務省博物局編、田中芳男訂、明治22年、3巻3冊(F10-165)。 『觀古美術會出品目録』、内務省博物局編、明治13年、9巻9冊F10-169)。 『教育博物館書目』、小澤圭二郎編、明治14年、4巻1冊(A10-180)。 『東京教育博物館圖書目録、和書、洋書之部第二編』、明治15—16年、2冊(A10-194)。 「博物館書籍室來觀人心得」、『拾帖』、第7帙第21巻、[備考]明治15年。博物館(A00-6010)。 「第五回觀古美術會特別入覽札」、『拾帖』、第7帙第21巻、[備考]開催場所は「日比谷門内神宮教院」(A00-6010)。 「第六回觀古美術會入覽札」、『拾帖』、第8帙第23巻、[備考]定価5銭(A00-6010)。 「龍池會入場札」、『拾帖』、第8帙第23巻(A00-6010)。 『東京府工藝品共進會出品目録』、東京府工藝品共進會編、明治20年、2巻2冊(XB10-235)。 『東京圖書館工藝目録』、東京圖書館編、明治20年、2巻1冊(A10-190)。 「龍池會圖案出品手續」及び「圖案宿題」、『拾帖』、第9帙第25巻、[備考]明治20年2月(A00-6010)。 明治20年4月龍池会総会関連資料、『拾帖』、第9帙第25巻(A00-6010)。 『第三回教育博物會出品目録』、浪越博物會編、明治22年、1巻1冊(T10-115)。 『應用美術』(第一號)、生田目經徳編、明治22年、1冊(F10-172)。 『東京圖書館年報摘要 明治二三、二四年』、明治24—25年、2冊(A10-249)。 『美術工藝畫譜』、江測漁史画、明治26年、1巻1冊(F30-493)。 『日本大博覽會出品部類目録案』、1巻1冊(XB10-252)。『京都博物館出品目録』(第九至一四號)、細辻昌雄編、明治31—32年、6冊(A40-44)。 『植物博物館及植物園の話』、白井光太郎撰、明治36年、1巻1冊(T83-167)。 『日本美術』(第七〇及び七一號)、日本美術院編輯部編、明治37年、2冊(複本4999)。 『日本大博覽會經營ノ方針(日本大博覽會會長子爵金子堅太郎君演説集)』、金子堅太郎撰、日本大博覽會事務局編、明治41年、1巻1冊(XB10-261)。 『日本大博覽會規則及其他』、日本大博覽會事務局編、明治41年、1巻1冊(XB10-259)。 『博覽會ト實業』(第一巻一至五號)、明治41年、5冊、1巻1冊(XB10-212)。 『徴古館案内陳列品目録』、神苑會徴古館編、明治42年、1巻1冊(A40-19)。 『徴古館列品目録』、神苑會編、明治42年、1巻1冊(A40-25)。 『札幌博物館案内』、札幌動物學雑誌會編、明治43年、1巻1冊(A40-39)。 『植物園一覽圖及沿革誌参考圖類』、東京帝國大學編、大正4年、1鋪(J81-409)。 『次回開設スヘキ博覽會ノ調査ニ関スル資料及補遺』、刊行年未詳、2巻2冊(XB10-209(欠本))。 『内外博覽會ニ關スル調査資料』、刊行年未詳、1巻1冊(XB10-212)。 『風俗寫眞帖』、臨時博覧會事務局編、刊行年未詳、1巻1冊(G26-1031)。 『博覽會の農業觀及稻の病害の話』、田中芳男編、刊行年未詳、1巻1冊(XA10-416)。 「博物館出版物定價目録」、洋紙に活版、『拾帖』、第6帙第16巻(A00-6010)。 ■博物学・本草学関連 『本草綱目新校正』、稻生若水校、正徳4年、65巻45冊(T81-32)。 『本草綱目補物品目録』、後藤梧桐庵編、宝暦2年、2巻2冊(T81-69)。 『本草篤補正』、松岡恕庵編、宝暦6年(袖珍本艸雋、平住專安編、松岡玄達校ニ合綴)(T81-32)。 『本艸喉襟』、稻生若水撰、松岡玄達成章校、明和9年、4巻1冊(T81-68)。 『泰西本草名疏附録』、伊藤圭介譯、文政12年、2巻1冊(T83-208)。 『増補大廣盆博物筌』、山崎蘭齋撰、楠里亭主人校、天保7年、1巻1冊(SA-52)。 『本草綱目啓蒙圖譜』、井口榮達編、服部雪□・阪本純澤画、曲直瀬貞補編、嘉永3年、2巻4冊(T81-60)。 『本草綱目記聞』、山本亡羊撰、山本篤慶仲錫筆録、賀川満陸筆写、自筆稿本、嘉永3年、12巻9冊(T81-88)。 『本草綱目袖珍鑑』、松平万香園編、田中芳男自筆、自筆稿本、慶応元年、1巻1冊(ST-6)。 『訓蒙博物問答一名究理問答續編巻之一、二』、後藤達三譯編、明治7年、2冊(T10-80)。 『伊藤圭介著 日本植物圖説 初編卷一』、伊藤圭介撰、伊藤謙編、明治8年、1冊(T83-126)。 『大森惟中博物新編後集 第一卷』、大森惟中、吉田喜聞譯編、荘原和校、櫻井久圖、明治8年、1冊(T10-85)。 『博物新編 二編』、容兆倫撰、明治9年、2巻2冊(明治新聞雑誌文庫)。 『博物教授法』、島次三郎撰、井出猪之助校、松川半山等畫、明治9、11年、3巻3冊(T10-84)。 『博物圖教授法』、文部省編、松川半山注解並畫、明治10年、1巻1冊(T80-52)。 『博物新詩』、伊藤□編、佐伯志津麿評、明治10年、1巻1冊(E45-1883)。 『本草沿革』、桂舟藤利筆、自筆稿本、明治10年、2巻1冊(外二本草沿革(自筆稿本)ヲ合綴)(T81-81)。 『博物教授法動物第四、五植物第五』、文部省編、松川半山注解並畫、明治12年、1冊(T10-86)。 『博物問答 第一編』、上原東一郎編、明治12年、1巻1冊(A90-1440)。 『本草綱目補物品目録後編』、後藤梧桐庵編、自筆稿本、明治17年、3巻1冊(T81-78)。 『本草圖譜索引目録』、自筆稿本、明治20年、1巻1冊(T81-79)。 『日本博物學年表』、白井光太郎編、明治24年、1巻1冊(複本3752)。 『博物之友第五至七、九、十年』、日本博物學同志會編、明治38—40、42、43年、4冊(T10-111)。 『新撰博物標本畫帖軟體動物類』、田中良三畫、明治39年、1冊(T86-163)。 『日本水族圖解』、株式会社教育水族館撰、黒崎修齋画、明治40年、1巻1冊(T86-105)。 『博物誌』、刊行年未詳、20巻4冊(T81-137)。 『博物新編 一集至三集』、Hobson, Benjamin撰、刊行年未詳、3冊(T10-69)。 『博物叢書穴居考』、黒川眞頼撰、刊行年未詳、1冊(A30-378)。 『博物雑誌 第一至五號』、博物局編、刊行年未詳、5冊(ZT-232)。 『博物圖帖』、文部省撰、田中芳男編、刊行年未詳、1帖(T83-147)。 『鳥獣剥製法譯稿』、Brown, Thomas撰、松原新之助譯、自筆稿本、2巻1冊(他ニ佛版博物圖ノ内鳥獣剥製法譯稿(自筆稿本)ヲ合綴)(T86-149)。 「鳥獣剥製大略」、木版、『博物帖』、田中芳男編、1巻1冊、[備考]図入り。計4葉の内、2葉は博物局、2葉は博覧会事務局の用紙(A00-6011)。 『本艸一家言 第一、二、四、六、七至十四巻』、松岡恕庵撰、自筆稿本、5冊(T81-85)。 『本草色葉砂』、惟宗具俊撰、自筆稿本、8巻1冊(T81-59)。 『本草補苴』、自筆稿本、10巻5冊(T81-70)。 『本艸記聞』、自筆稿本、15巻15冊(T81-82)。 『本草綱目纂疏 巻之一一遺』、曾占春撰、安田静編、自筆稿本、1冊(T81-62)。 『本草綱目指南』、刊行年未詳、6巻1冊(T81-72)。 『本草綱目拾遺』、趙學敏撰、張應昌仲甫校、自筆稿本、11巻2冊(T81-84)。 『本草書』、自筆稿本、1巻1冊(T81-210)。 『本草圖譜』缺本、岩崎潅園撰、自筆稿本、80冊(A00-5911)。 『大和本草拾遺』、自筆稿本、29巻7冊(T81-83)。 「博物標本其他代價略表」、『新古大拾帖』、田中芳男編、大正2年、1巻1冊、[備考]博物標品製作所波那屋商店のもの(BA-11)。 「植物乾□法畧説 附植物遞送法」、『多識帖』、田中芳男編、明治21—22年、2巻2冊(第二分冊)、[内容]押し葉標本の作り方。図入り。 [備考]袋入りの一枚もの。明治14年7月18日。嘗百社(BA-13)。 |
[田中芳男の遺品]15 田中芳男『拾帖』 安政5(1858)—大正5(1916)年、貼交帖 15-1 『拾帖』(第1秩3冊) 安政5(1858)—大正5(1916)年、和装、縦28.0cm、横20.0cm、附属図書館(A00-6010) 15-2 「仏國博覧会之節取採集」、『外国拾帖』(5冊の内の巻一) 慶応3(1867)—明治9(1876)年、洋装、縦26.5cm、横22.3cm、附属図書館(A00-6141) 田中芳男(1838—1916)は長野県飯田市に生まれ、安政4(1857)年より医学・蘭学・本草学などを名古屋の伊藤圭介の許で学んだ。文久2(1862)年、伊藤に次いで蕃書調所物産方への出仕を命じられて以後、幕末から明治期を通じ、政府の官僚として殖産興業の一環である各種博覧会・博物館事業や海外の万国博覧会参加事業に携わることとなった。 『拾帖』は、田中自身が安政5年から没年の大正5年にかけて様々な印刷物を貼り込んだスクラップ・ブックであり、93冊が現存している。その内容は田中の経歴に関連する薬品会や博覧会の入場札、案内状、目録といったもののみにとどまらず、各種の広告、チラシ、名刺、領収書、時刻表、菓子や缶詰のラベルなど非常に多岐に亘っており、公文書として残されることのない資料の集合体として大変貴重なものと言える。田中の手による同様の「貼交帖」としては、幕末から明治初頭にかけての博物学関係資料が中心である『博物帖』、海外の万国博覧会に派遣されたさい(慶応3年パリ、明治6年ウィーン、明治9年フィラデルフィア)に収集した資料を貼り込んだ『外国拾帖』、その他『多識帖』や『拾印刷雑帖』などが遺されている。(根本) [開成学校と東京開成学校]16 曜斎国輝『東京第一大学区開成学校開業式之図』(額装) 紙に多色摺木版、明治6(1873)年、縦51.0cm、横92.5cm、法学部 開成学校(のち東京開成学校)は、明治6(1973)年4月10日神田一ツ橋の旧開成所跡に設置された明治政府直轄の大学校であり、外国人教師による法学・理学・工学等の専門教育が行われた。同年8月には神田錦町にロの字型の洋式校舎が落成し、移転した。開業式は10月9日に行われ、各学科の生徒による講述や実験が披露された。明治10(1977)年4月、東京医学校と併合され、東京大学となった。(法学部) 18-5 鉱物標本、滑石 Talc、Zopptau, Mahreren, Germany 明治7(1874)年、東京開成学校購入、総合研究博物館岩石・鉱床部門 明治3(1870)年2月29日発足の大阪府医学校病院化学所(洋学所)は同年5月に理学所と改称。この機関は一時大蔵省造幣局の管轄を経て明治3年10月18日に大学の管轄に入り、開成所の分局となった。本コレクションは理学所がドイツから購入したもので、その後、明治6年創設の開成学校へ移管され、明治10年東京大学法理文学部へ移された。明治4年5月大学南校主催物産会(九段坂上招魂社地)に官品として出品された「舶齋金石類四百品」に該当する可能性がある(『東京国立博物館百年史資料編』、1973年、572—605頁)。同年7月、大学南校は南校に改名され、ドイツ人教師カール・シェンクがそこで初めて「金石学」(鉱物学)を講じている。これまでの研究によると、当時は50点ないし100点の標本しかなかったとされていた。しかし、今回の調査により、開成学校の標本ラベルを有するものが300点以上発見され、ために従来の説は訂正されねばならない。『博物場の標本リスト』(1881—84年)によると、化石・岩石・鉱物など標本総数が1万点以上に増えている。この急激な標本増加はエドムンド・ナウマン(1854—1927)、デイヴィッド・ブラウンス(?—1893)、カール・ゴッチェ(1815—1909)と三代続いたドイツ人御雇教師が、精力的に収集を行った結果と考えられる。(西野) 17 鉱物標本、明治3(1870)年 大阪理学所購入、開成学校旧蔵、総合研究博物館岩石・鉱床部門 |
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