土器カタログ(Table 5)の仕様

[No.]
 今回の整理にあたり命名した番号である。まず、1~13 区出土の資料(1~1553)について前期、中期、後期の順に配列し、続けて人骨付帯資料(1554~1571)、酒詰試掘区出土と推定される資料(1572~1613)、14 区出土資料(1614~1619)、不明pit 出土資料(1620~1621)、出土区不明資料(1622~1625)、土製品(1626~1631)の順で配列する。
[Fig.]
 遺物のFigure 番号を記入する。
[Pl.]
 遺物のPlate 番号を記入する。
[区―層]
 遺物の出土した地区、層を記入する。地区、層位の表記については、Table 2 を参照。たとえば、「1―2」は1 区2 層出土の遺物であることをあらわし、「2―75cm」は、2 区の地表から-75cmの深さから出土したことをあらわす。同一個体の破片が複数の区、層にまたがって出土している場合には、すべての注記を列挙した。人骨付帯の資料については人骨番号を記入しているが、1569 は「16 号人骨付近」と記されたラベルとともに平箱資料中に含まれていたものであり、「東京大学総合研究資料館収蔵日本縄文時代人骨型録」(遠藤・遠藤1979)で16 号人骨とされるUMUT―AP―HB―130130 に直接対応するかどうかは不明である。また、( )付きは、注記やラベルによる情報が不完全で、接合状況等から出土地区を推測したもので、不確実なものである。たとえば、「(1)」は1 区出土と推測されるもの、「(1、5)」は1 区または5 区出土と推測されるものである。
[大別]
 前期、中期、後期、晩期の大別時期を記入する。
[群]
 群別を記入する。群別については、Table 4 を参照。
[類]
 類別を記入する。
[器種]
 深鉢、浅鉢、土製品といった器種が判明する場合、その器種名を記入する。
[部位]
 口縁部、胴部、底部といった部位を記入する。
[口径/底径(cm)]
 口径、底径が推定できる場合、その値をcm 単位で記入する。「17.0/7.0」は口径17.0cm、底径7cm をあらわす。
[文様(外/内)]
 外面、内面の文様を記入する。「縄文LR/RL」は、外面に縄文LR、内面に縄文RL が施文されていることを示す。
[備考]
 その他、特徴的な胎土や、注意事項について記入する。


Table 5 Catalogue of pottery specimens