御雇外国人の活躍




御雇外国人教師は俸給や住宅などで恵まれた環境を用意されたが、職責の大きさには想像を絶するものがあった。大学南校(明治2年12月)に赴任したワグネルは物理、数学、化学を、東京医学校(明治7年5月)のヒルゲンドルフは動物、植物を、というように。

新生の東京大学法理文学部(明治10年4月)に着任したモースは動物学、生理学の教鞭を執りながら、人類学、考古学の道を拓いた。

学会を組織し、専門雑誌の刊行を行うなど、彼らの貢献は計り知れない。



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