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CD-ROM版『植物学の至宝,シーボルト・コレクション』2> |
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ピーター・バース |
オランダと日本の交流400周年の枠組みの中で,ライデンのオランダ国立植物学博物館とアムステルダムの分類学専門家センターが一緒になって,19世紀初頭にフィリップ・フランツ・シーボルト(Philipp Franz von Siebold)と彼の助手および弟子たちが日本で作製した植物標本のCD-ROMを制作しました.このCD-ROMの著作者はイングリット・ド・コルト(Ingrid de Kort),ジャネット・リダー=ヌマン(Jeanette Ridder-Numan),ヘラルド・テッス(Gerard Thijsse),加藤僖重及び山口隆男です. このCD-ROMにはシーボルトと彼の植物学的コレクションの歴史的説明がなされています.およそ750種の日本植物の標本の画像があり,その多くには『フロラ・ヤポニカ』に載った手彩色された図版,あるいは有名な画家の川原慶賀による写生画,それに加えてライデン植物園で栽培されているか,日本の野外での生きている植物を写した最近の写真も加えられています.また,日本人学者の最上徳内によって収集され,シーボルトに贈られた北海道の有名かつ独特の彩色された材の標本のデジタル画像も提示されています.さらに,オランダの国立植物博物館,ライデン植物園,およびシーボルト記念公園についての情報も追加されています. このCD−ROMプロジェクトはオランダの国立植物学博物館の日本植物の歴史的コレクションすべてに電子的にアクセスできるようにする計画の一部で,このコレクション中のタイプ標本はすでにインターネット上で見ることができます. このCD-ROMは以下に直接注文することができます. |
ツバキ.川原慶賀画.『フロラ・ヤポニカ』のツバキの原画のひとつ. |
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