コントラストが意味をなす
物の見え方に、コントラストがどう影響するかを経験する展示。 脳は目が受け取った映像から意味のあるイメージを作り上げるために様々な手がかりを使う。こうした手がかりのひとつは見ている物体と背景の明るさの相違である。
説明パネルの矢印を動かすと、画面の背景と文字の明度差が変わり、色相が明確に違ってもひどく読みにくくなることがわかる。
本文と背景の明るさが異なるとき本文は容易に読むことができる。ただし、明るさが同じときには脳が情報を理解できないために形は「消滅」し、本文は判読ができない。赤緑色盲の人は、これとは異なる経験をする。赤緑色盲の人には赤い色は真っ黒に映るので、どの状態でも明度がかなり異なって見えるためである。