当時としては最新の写真製版技術を動員し、 日本独特の精緻な木版色刷を挿入して、古作品の面目を彷彿させた。 最も高度な鑑賞雑誌となったばかりではなく、 当時の研究家が筆を揃えて論文解説を執筆したので、 古美術の研究雑誌としても独歩の観がある。
國華発刊の理想は要約すると、 「国民とともに邦家の精華を発揮せんとする」の一語につきる。 そして國華は、そのために必要な文化財の保護の対策として、 先ず興論を喚起する言論機関としての役割も果してきた。
大きさ | 27cm×39cm |
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発刊 | 明治22年 |
所蔵 | 東京大学 文学部美術史学研究室 |
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