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國華


『國華』 創刊号のデジタル画像

國華は、明治22年10月に、岡倉天心、高橋健三 両氏によって創刊された 美術雑誌で、現在も発行を継続している雑誌としては日本最古のものである。

当時としては最新の写真製版技術を動員し、 日本独特の精緻な木版色刷を挿入して、古作品の面目を彷彿させた。 最も高度な鑑賞雑誌となったばかりではなく、 当時の研究家が筆を揃えて論文解説を執筆したので、 古美術の研究雑誌としても独歩の観がある。

國華発刊の理想は要約すると、 「国民とともに邦家の精華を発揮せんとする」の一語につきる。 そして國華は、そのために必要な文化財の保護の対策として、 先ず興論を喚起する言論機関としての役割も果してきた。

[『國華』 創刊号の画像]
『國華』 創刊号

大きさ 27cm×39cm
発刊 明治22年
所蔵 東京大学
文学部美術史学研究室

『國華』の表紙一覧

(写真提供:國華社)


[編者注] この展示内容に関する最新情報や関連資料等は、随時、 東京大学総合研究博物館のインターネットサーバ上の 以下のアドレスで公開、提供していきます。

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