第2部 展示解説 動物界
カワカマス目 Esociformes [ 2科 4属約 10種 ] 主上顎骨には歯はないが、前上顎骨と下顎 ( 歯骨 ) には歯があり、魚類や甲殻類を活発に捕食する。脂鰭はなく、背鰭と臀鰭は体の後方にある。北半球の淡水域に分布する。
キュウリウオ目 Osmeriformes [ 2亜目 13科約 74属約 236種 ] 体は小さくて細長いものが多い。背鰭は 1基で、軟条のみからなる。 脂鰭はもつものともたないものがいる。腹鰭は腹位。最古の化石は白亜紀前期のものである。
ニギス亜目 Argentimidei [ 7科約 50属約 164種 ] 小さい餌を固めるための特別な器官が鰓の上部にある。ほとんどの種が深海性。
キュウリウオ亜目 Osmeroidei [ 6科 24属約 72種 ]( 図 17) この仲間は淡水域に生息するか、海と河川の間を回避する ( 通し回遊 ) 。
サケ目 Salmoniformes [ 1科 11属約 66種 ] やや細長い紡錘形で、ふつう側扁している。背鰭と腹鰭は体の中央付近にある。すべての鰭は軟条のみからなる。脂鰭がある。多くの種の若魚の体側には小判形の黒い斑紋がある。成熟すると、雄の顎は曲がって、「鼻曲がり」
となる。すべて肉食性。最古の化石は白亜配 のものである。
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