下の画像は「脳の左外側面」を示している。 人類の特徴の一つである大きな大脳半球と、右下方に小脳と延髄、 脊髄上端が観察できる。大脳表面には多数の深い溝があって、 いわゆる「脳のしわ」が形成されている。
標本ケース 横幅27cm, 奥行21cm, 高さ22cm
1930年作成
下の画像は「脳の正中断面」である。 左の部分がおでこで、大脳の前頭葉の内面である。 外側面と比較しながら見ていくと理解しやすい。 よく、右脳と左脳の独立した機能の存在が論じられるが、 左右の大脳半球の橋渡しをしている部分は、つの字をした「脳梁」 (赤の矢印) のみである。 左右の大脳で独自に分析された情報は、脳梁を通って交換され、 さらに高次の総合判断が組み立てられる。
標本ケース 横幅27cm, 奥行21cm, 高さ22cm
1930年作成
下の画像は「脳の下面=脳底」で、上方が前頭葉、下方が後頭葉である。 中央部を占めている縦長の高まりが「脳幹」で、 その下方左右を三角形をした小脳が占めている。 脳幹は前方より間脳・中脳・橋・延髄から構成され、 その下端は脊髄に移行している。 脳底からは12対の脳神経がでている。 主として頭部の外部からの情報を脳に伝え、脳からの指令を末梢に送る、 入力・出力の配線にあたる。 ここでは5ミリほどの太さの左右の視神経と、 その交叉 (視交叉=青の矢印) に注目していただきたい。 今、あなたが見ているかずかずの情報は、 眼球の網膜から、この視神経を通過して左右の大脳半球後頭葉にある 「視覚中枢」 (赤の矢印) に伝えられ、情報分析がおこなわれている。
標本ケース 横幅27cm, 奥行21cm, 高さ22cm
1930年作成
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