北海道戸井町戸井貝塚


函館の東隣の戸井町にある戸井貝塚は縄文時代前期から晩期まで居住された遺跡である。貝塚は、当時の食料の貝類の殻が堆積したものであるが、戸井貝塚では縄文時代後期前半にのみ見られる。岩礁性の海岸に生息するタマキビやムラサキインコなどの貝殻で貝層が作られていることから,約3500年前の戸井海岸も現在と同じように岩礁が多かったと推測される。ムラサキインコという貝は、ムール貝の仲間である。


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