漆漉し布 中山遺跡(秋田県五城目町) 縄文時代後期


ひねった形のままであるのは、漆の中のゴミを漉すのに使用したからである。縄文時代の布の多くは、このような漆漉し布として見いだされている。良質な漆塗りにはゴミのろ過は不可欠であるところから、縄文時代前期の布の出土も期待できる。


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