埴輪の写真を貼った台紙の間から、帝室博物館用箋にかかれた次のようなメモがみつかった。蓮実氏は第二次世界大戦以前、帝室博物館に勤務していた。
┌───────────────────────────┐ │ 六 │ │ 十 十 十 月 │ │ 三 二 一 十 九 八 │ │ 日 日 日 日 日 日 │ │ │ │ 朝 朝 義 義 錦 錦 奉 奉 釜 釜 下 下 東 │ │ 陽 陽 県 県 州 州 天 天 山 山 関 関 京 │ │ │ │ 午 午 午 午 午 午 午 午 午 午 │ │ 後 前 後 前 後 後 後 前 前 後 │ │ 九 九 九 七 三 十 十 七 六 十 八 一 │ │ 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 │ │ 三 十 二 四 三 五 五 三 三 五 │ │ 十 五 三 十 六 十 五 十 十 十 発 │ │ 分 分 分 分 分 分 分 分 分 分 │ │ │ │ 発 泊 着 発 泊 発 着 発 着 発 着 │ └───────────────────────────┘
このようなメモを作成することができたのも、とっておく意味があったのも昭和10年前後のことであろうか、と推定できる。写真の印画紙の質も薄く、茶色がかっている。