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古代アンデス織物コレクション vol.1 (205点) 大河流域ではなく海洋に沿った山岳地帯を舞台とし、文字や車輪といった基幹的なツールを欠くなど、南米大陸アンデス地域に発祥したアンデス文明は、人類史におけるきわめてユニークな古代文明の事例と言えます。 「連続展示 アルパカ×ワタ」 は古代の織物を手がかりに、アンデスにおける自然と人間の関わりについての、様々な研究展開を紹介する企画です。当館所蔵の織物資料を5つのテーマに沿って集成し、アルパカ、ワタなどの生物標本とともに、5つの展示を順次開催しました。
  vol.2 (11点)
写真資料
第1集 1 アルパカとワタ (5点) 「アンデス美術を織りなす糸 古代織物第1集」展 では、特徴的な表現や技法の見られる織物資料を中心として、アンデス美術の世界を紹介。 (4/29〜5/15)
  2 紡錘車による糸紡ぎ (5点)
  3 古代アンデス美術における織物 (5点)
第2集 1 染色ニコチール (6点) 「アンデス染織の科学 古代織物第2集」展 では、染料の同定や織りの技法の解明など、モノとして染織を研究した成果を紹介。 (5/19〜6/5)
  2 アンデスの織物 (6点)
第3集 1 アルパカ毛の利用 (14点) 「アンデス高地に生きる 古代織物第3集」展 では獣毛を用いたさまざまな古代織物とともに、先住民の伝統を残す牧民文化の一端を紹介。 (6/9〜6/26)
  2 ラクダ科動物の獣毛以外の利用 (13点)
  3 ラクダ科動物の飼育 (6点)
第4集 1 文明の起源を求めて(1958~1975年)
(10点)
「アンデス調査団の半世紀 古代織物第4集」展 では、1958年の踏査にて採集された古代織物資料を展示します。またその後半世紀にわたる、日本人による研究展開の一端を紹介  。 (7/16〜8/7)
  2 カハマルカ盆地・ヘケテペケ川上流域
(1979~2002年) (13点)
  3 近年における形成期遺跡発掘
(2000年~)
(11点)
第5集 1 ワタ繊維の特性 (2点) 「アンデス文明の生態基盤 古代織物第5集」展 では、ワタから作られた木綿糸の多様な織物を紹介。 (8/16〜9/4)
  2 文明形成期の長距離交易 (6点)