沖ノ鳥島と南鳥島は,日本の南端と東端に位置する孤島であり,その周囲に 40万km2 の排他的経済水域を持っている.沖ノ鳥島は日本で唯一熱帯に属する ,南鳥島は唯一太平洋プレート上にある島であり,生物地理学的,地球科学的 にも重要なフィールドである.さらに両島の周辺海域には,豊富な水産・鉱物 資源が存在する.

両島における調査研究を促進するためには,両島においてこれまでに得られ た科学的情報を収集・整理し,広く発信することが必要である.本データベー スは,両島についてこれまでに公表された論文,報告書,書籍,学会要旨,記 事と,地形図,海図,水路誌等を収集し,検索可能な形で東京大学総合研究博 物館のウェブデータベースにアップしたものである.

公開可能な資料は,データベースから直接 pdfにリンクできるようになってい る.著作権等の関係で公開できない資料も,東京大学総合研究博物館で閲覧す ることができる.

本データベースが広く活用され,沖ノ鳥島,南鳥島の調査研究が進むことを 期待する.


資料編

地図・海図編


沖ノ鳥島
沖ノ鳥島(東京都提供)
南鳥島
南鳥島(海上保安庁提供)

データベースの作成は,東京大学海洋アライアンス「沖ノ鳥島・小島嶼国プ ログラム」が,東京都の委託を受けて行った.海洋アライアンス,同プログラ ムメンバーとメンバーでもある,国土交通省,水産庁や,海洋情報部ほか関係 機関には,データの収集について格別のご配慮をいただいた.関係機関に心か ら感謝します.