東京大学構内遺跡出土品

加賀藩が輸入した陶磁器/プリントウェアー鉢

ヨーロッパ
病院地点 AL3711
19世紀中葉

18世紀中頃にプリントウェアーが、イギリスで発明された。このプリントウェアーは、銅板で絵を転写した染付磁器のことで、胎土は白色で、大変軟質である。初期には中国磁器のデザインをまねした模様が、主にコバルトブルーで転写された。19世紀初頭になると技術的な進歩を遂げ大変細かい表現が可能になる。模様も風景画など、多様なものになる。19世紀中頃になると、日本にもオランダ製品が多く入ってくる。

[プリントウェアー鉢]

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