中国龍泉窯 病院地点 L3211 14〜15世紀
中国浙江省南部、龍泉県一帯の青磁の産地で作られたものである。11世紀、北宋の時代に生産が始まり15世紀にかけて砧青磁と呼ばれる美しい青磁を生産した。釉薬を厚くして焼く工夫がなされ、胎土や釉の中の小泡の効果などと相まって、微妙な色合いを見せる。初期には文様もなく簡素な作りであったが、南宋から元にかけて貼花、刻花、印花、鉄斑などが付されるようになる。明に入り青花磁器がたくさん作られるようになると、代るように衰退していく。
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