東京大学構内遺跡出土品

加賀藩が輸入した陶磁器/茶道具のセット

看護婦宿舎地点 SK299
17世紀末

天和二年(1682年)の火災の後片付けのゴミとして捨てられた物の中に含まれていた、唐物(外国から輸入された)茶道具のセットの一部である。焼け焦げてボロボロになってはいるが、大変高価な物で、その時すでに骨董品となっていた中国宋代の建窯で焼かれた碗の建盞や龍泉窯の青磁の盤、朝鮮に注文して作らせた斗々屋茶碗・蕎麦茶碗、中国製の青磁の香炉や花生け、ベトナムの水指などである。

[茶道具のセット]

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