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Complete
「わかりやすい方が良い」とよく言われる。
それは決して稚拙であったり、深みのないわかりやすさではない。
言わんとすることがストレートに伝わること。
それは一つのわかりやすさといえる。
常々ミュージアムのデザインはどうあるべきかと考える。主役たる展示物、資料がその背景も覗けるかたちで、安心して見られる脇役を演ずることが使命の一つなのだと思う。
系統樹をキービジュアルに「多様性」の具体的な表現を試みた本展では、系統樹そのものがデザインモチーフとなったわかりやすいデザインの1つと成り得たのではないか。
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