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第四部

知の開放


社会科学研究所

Social Science Japan
本年はわが研究所にとって創立50周年という記念すべき年である。敗戦後、新生東京大学の最初の改革として、社会科学研究所は生まれかわった。「平和民主国家及び文化日本建設のために、真に科学的な調査研究を目指す機関」が必要だという南原繁新総長の発意に基づくものであった。

社会科学研究所は今、現代日本社会を中心として現代社会を比較総合的に研究する機関となっている。国際比較と学際的研究をめざし、全体研究と名付ける研究所規模の共同研究を5年間をかけて行っている。最新のものが1985年度より発足した研究プロジェクトの成果、「現代日本社会」全7巻である。その英語版「The Political Economy of Japanese Society」が今年出版される。 研究成果を国際的に発信と同時に、世界の社会科学者と交信を目ざして、1996年に研究所に日本社会研究情報センターも附設された。英文ニューズレター「Social Science Japan」の刊行、電子メールフォーラムの運営、社会科学研究データベースの構築などを行っている。

(上)「Social Science Japan」
(右)「現代日本社会」全7巻

現代日本社会全7巻


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