イヌが埋葬されるのは縄文晩期までである。弥生時代になると埋葬されたイヌはない。この時代以降、イヌを食用とする習慣が弥生文化とともに大陸から日本に入ってきたからである。次にイヌの埋葬例が多くなるのは江戸時代である。この頃には、食用だけではなくペットとして飼育されるイヌも多くなり、それらが埋葬されたのである。 目次へ 前に戻る