史料編さん所
史料編さん所は日本史に関する史料研究と編さん・出版を行う研究所である。実物展示では「ペリー渡来図貼交屏風」と歴史上の人物の肖像画を展示している。維新変革の起点となった黒船来航は、日本の近代の幕開けを告げる出来事である。描かれたイメージから、その衝撃の大きさを読み取ってほしい。 また本研究所には、明治以来の調査活動の結果として、大量の肖像画模写本が蓄積されている。仮想展示のコーナーでは、現代人にも周知の人物の肖像画を中心に選んである。この機会に、彼らとその縁者がどのような容貌と姿であるかを検索することが出来る。
この仮想博物館は、たくさんの部屋に分かれており、戦国・織豊期を中心として、約350点の模写肖像画が、さまざまにグル−ピングして陳列してある。謎の肖像画もあれば、天下人たちの肖像画も並んでいる。また戦国大名一族の肖像画があるかと思えば、歴代の天皇や将軍家の肖像画群もあるといった具合である。
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