指で触れることによりビデオ映像が選択できる
数百チャンネルのビデオ映像を収められるサーバーと繋がっている
総合研究博物館VODターミナル
ビデオオンデマンドシステムを構成する要素として
記憶装置 | 1Mバイトあたり の価格 (ドル) |
同時 ストリーム数 |
映画1本蓄積 コスト (ドル) |
---|---|---|---|
半導体メモリ | 10.00 | 200 | 10000 |
磁気ディスク | 0.50 | 5 | 500 |
光ディスク | 0.20 | 2 | 200 |
磁気テープ | 0.01 | 1 | 10 |
磁気ディスク装置は複数組み合わせて アクセス性能ならびに信頼性を向上させた RAID (Reduntant Arrays of Inexpensive Disk) 構成をとるのが一般的である。 さらに同時アクセスが多い場合には半導体メモリが、 大量のビデオ映像を保存しておく場合には磁気テープ装置も利用され、 磁気ディスク装置と共に記憶階層を構成する。 市場に現れた DVD (Digital Video Disk または Digital Versatile Disk) も書き込みが容易になれば 記憶装置として利用するシステムが増えていくと思われる。
ビデオ映像を配信するために、 幹線網では同時アクセス分の帯域幅を持つ広帯域通信網が必要となるため、 広域網ではCATV網や光ファイバー網、 あるいは既存の電話線に広帯域のデジタル信号を多重化する ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line) などの xDSL技術が、 構内ではCATV網や ATM (AsynchronousTransfer Mode) LANが利用される。 現行テレビの品質で同時に10人がアクセスする場合では60Mbit/s、 同時に100人では 600Mbit/sの帯域が保証されていなければならない計算になる。 受信端末は送られてきたデジタル映像を MPEGデコーダによりアナログ映像信号に戻してテレビ受像機に送る。 CATV網を利用する場合 いったんアナログ信号に戻してから配信する方法もあるが、 デジタル情報のまま配信したほうが帯域を効率的に利用出来る。 また受信端末は利用者が希望するビデオ映像に対する要求を 通信網の上り回線などを利用してビデオサーバーに送る機能も持つ。 一方、ビデオサーバー側ではできるだけ遅れなく 受信端末からの要求に応えることが求められる。
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