荷札の歴史(1)


米国式荷札製造輪転機
営業案内口絵 米国製荷札製造輪転機[大正]
大正9年、盛岡市日影門外小路に移転した社屋にドイツ製荷札製造輪転機とと もに購入設置 された機械。荷札製造はそれまで手作業で行われていたが、こ の機械は両面同時印刷(3色刷)、 番号の打込み、動輪ミシン、鳩目などすべ てオートマチックで一貫作業ができ、一分間に200 枚、一時間で1万2,000枚 の数量が製造できるようになった。フォーム印刷機の元祖ともいえ る。

営業案内口絵 ドイツ製荷札製造輪転機 [大正]
米国式高速度荷札製造輪転機と同時期に購入設置されたもの。2色刷 で金鳩目打ができ、一分間で 100枚、一時間で 6,000枚の製造ができた。

川口式荷札製造輪転機 [大正]
この型の機械は3台設置。3色刷で、一分間に 250枚、一時間で1万 5,000枚の製造力があ った。

米国製巻取斷裁機 [大正]
荷札の鳩目用の堅紙や荷札用紙を、大きなロールからその幅に併せて回転させ、 巻き取りながら断裁する機械

荷札貼リ方 鳩目の玉貼り作業風景 [大正]
大正時代、和服姿の女子工員たちが荷札の玉貼り(鳩目貼り)作業をしている 風景である。この時、玉貼機は50台設置されていた。

営業案内口絵 石版部

営業案内口絵 活版部

活版印刷室[大正]
ロール機6台、手フート機9台、手引機2台の各活版印 刷機と活字鋳造機1台が設置されていた。

営業案内口絵 断裁部

斷裁[大正]
荷札製造期の斷裁部は2尺9寸斷裁機、2尺1寸斷裁機、1尺8 寸斷裁機各1台と、角切機2台を設置していた。

営業案内口絵 断裁部

斷裁[大正]
荷札製造期の斷裁部は2尺9寸斷裁機、2尺1寸斷裁機、1尺8 寸斷裁機各1台と、角切機2台を設置していた。


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